第62期王将戦七番勝負第4局 Feed

2013年2月18日 (月)

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(佐藤王将から当選した方に王将戦記念扇子が手渡される)

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(今度は色紙の抽選)

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(「おっ盤の升目ですね。81番の方です」渡辺竜王が抽選し読み上げる)

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(ゆるきゃらの「与一くん」も抽選会を盛り上げる)

抽選会後、両対局者が退出。前夜祭はなごやかな雰囲気で終了した。

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佐藤王将挨拶
「みなさん、こんばんは。本日はお忙しいなか、またお足下の悪いなか、多くのみなさまにお越しいただきまして、また盛大な前夜祭を開催していただきまして、まことにありがとうございます。
この王将戦を主催していただいております、毎日新聞社様、スポーツニッポン新聞社様、今回の大田原対局にあたりましては大田原市のみなさま、下野新聞社様、またご協賛をいただいております、囲碁将棋チャンネル様、ほんとうに多くのみなさまに深く感謝いたします。ありがとうございます。
大田原市では8期連続で王将戦が開催されています。私は大田原市で対局させていただくのは今回で4回目となります。地元のみなさまの心温まるはげましを受けまして、対局場も将棋に打ち込めるすばらしい環境を整えていただきまして、本当にありがたいと思っております。よりいっそう将棋に力が入ります。
今までは1月にこちらに来ることが多かったのですが、今年は2月の少し寒い時期ですので、体調だけは十分に注意して整えてきました。第4局ということで緊迫感も高まってきましたが、目の前の対局に全力を尽くしまして、みなさまに喜んでいただけるような将棋を指したいと思っております。そして良い結果を出していければと思います。自分自身を律して全力を出し切れるように、明日からがんばっていきたいと思います」
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渡辺竜王挨拶
「みなさん、こんばんは。本日はお忙しいなか、このようにお集まりいただきまして、ありがとうございました。主催の毎日新聞社様とスポーツニッポン新聞社様、地元の大田原市と下野新聞社様、関係各位のみなさまがたに厚く御礼を申し上げます。
私は今回はじめて王将戦に出場させていただくので、大田原で対局するのも今回が初めてになります。対局室から見える景色もすばらしく、将棋に集中できる環境を整えていただいてありがとうございます。対局以外でも大田原に来るのは初めてです。私は初めての土地に行く場合は、どのようなおいしい食べ物があるか、どういう『ゆるキャラ』がいるかなどを事前に調べます。
今回もネットで調べまして、酪農をはじめとして非常においしい食べ物が多くありそうだと思ったので、そういう物を力にして明日から2日間がんばっていければと思っています。先週おこなわれた第3局では佐藤王将にいいようにやられてしまったので、今回は私も少しはいいところを見せられるように、がんばりたいと思います。応援よろしくお願いします」

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(書き起こし・牛蒡、撮影・吟)


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(大きな拍手に迎えられて両対局者が入場)

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(毎日新聞社 丸山昌宏取締役広報担当がご挨拶)
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(日本将棋連盟理事 藤井猛九段も挨拶を述べる)

藤井九段挨拶
「みなさん、こんばんは。日本将棋連盟を代表いたしまして、一言ごあいさつを申しあげます。本日は第62期王将戦七番勝負・第4局の前夜祭にお越しいただきましてありがとうございます。大田原市での対局は8年連続ということで本当に感謝しております。地元の実行委員の方をはじめとして、後援の下野新聞社様、ならびに関係者のみなさま、本当にありがとうございます。
会場となりますホテル花月様、長年にわたって王将戦を支えてくださって、まことにありがとうございます。タイトル戦が何度も行われている会場は、両対局者にとっても安心して将棋に集中できる環境です。いい将棋がたくさん生まれる会場だと思います。今回もよろしくお願いいたします。
今期の王将戦は渡辺竜王が挑戦者となられまして、ここまで3局は内容的にも非常におもしろい将棋が続いています。私も第3局はニコニコ生放送で解説をさせていただきました。ニコニコ生放送は(ユーザーのコメントがリアルタイムで流れるので)ファンの声が直に届くんですね。一手ごとに「この手はすごい」といったようなコメントが流れまして、注目度の高さを感じることができました。今期の王将戦は将棋のおもしろさだけでなく、世代間対決とも呼ばれています。2年ほど前は渡辺竜王を中心とする20代の若手が活躍しました。タイトル戦にも若手が出場しまして、いよいよ勢力図が変わるのではないかと私も思っていました。しかし昨年の王将戦で佐藤王将が復位されまして、がらりと景色が変わりました。
昨年は40代の棋士の活躍が目立った年でした。そこで今年はどうなるかということが注目です。今年最初のタイトル戦で、佐藤王将と渡辺竜王が対決するということで、この七番勝負が今年の流れを決めるような大一番になるのではないかと思っております。
私個人といたしましては、佐藤王将が私と同じ40代ということで、佐藤さんががんばると私も勇気がわいてくる気がします。渡辺竜王は私と年が離れているのですが、家が近所ということで(会場笑)、渡辺竜王にもがんばってほしいなと思っております。
明日の第4局は七番勝負を占う意味でも大きな勝負になります。みなさまも注目されていると思います。私も熱戦を期待しております。
最後になりましたが、主催のスポーツニッポン新聞社様、毎日新聞社様には王将戦を開催していただきましてありがとうございます。また将棋の普及にも、いつもご協力いただいております。厚く感謝申し上げます」

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(津久井富雄大田原市長)
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(下野新聞社 観堂義憲代表取締役社長)

(書き起こし・牛蒡、撮影・吟)

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(2日制の記録係は初めてという竹下初段に木村八段がレクチャー)

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(封じ手の図面を書くタイミングなど教わる)

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(「阿久津君は2日制の記録はある?」と木村八段。「2日制はないですねぇ」と阿久津七段)

※このあと18時から前夜祭が行われます。