第62期王将戦七番勝負第4局
2013年2月19日 (火)
対局室で待つ佐藤王将
渡辺竜王が封じる
渡辺竜王が△6四歩に41分使って18時となりすぐに封じる意志表示を見せた。1日目の消費時間は▲渡辺3時間3分、△佐藤4時間33分(持ち時間、各8時間)。対局は20日の午前9時から指し継がれる。
17時40分頃の控室
夕暮れの那珂川
黒羽神社
長考の末に
1時間以上の大長考で△3五歩と仕掛けた。△3五歩が着手されると「そっちですか」と声をあげた阿久津七段。△5五銀を本線と見ていたようだ。すぐさま「後手は現状が最善形なんです。△5五銀か本譜の△3五歩か、動いていきたいところでした。3筋は自分の桂頭でもあります。ただ▲3五同歩△同銀に▲3四歩は△3六歩。以下▲3三歩成には△3七歩成として▲4二とが何にも当たっていないので△4七とと指すのでしょう。△4七とは5八の金に当たっているので良しと見ているのでしょうね。またこの△3五歩に先手は気の利いた手がないとも思っているのでしょう」と阿久津七段は解説してくれた。