2026年3月 9日 (月)

自陣飛車の妙防

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△8七歩成以下、永瀬九段は▲6一金△5三玉に▲7二竜(1図)と後手玉に迫りました。▲6二竜までの詰めろになっています。

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しかし、△7八と▲同銀に△4二飛(2図)が受けの好手といわれています。検討中に中村修九段が発見していた自陣飛車です。▲4二同竜は△同金で、先手は飛桂桂の持ち駒で後手玉に迫るのが難しいとされています。対して先手玉は△8八とが速い手になります。控室では永瀬九段になんらかの誤算があったのではないかと見られています。
ただ、局面は難解を極めており、▲8三竜と逃げておくのが粘り強い一手と検討されています。以下△2二飛と銀を取られますが、▲2三歩△同飛▲2四歩と6八角の利きで飛車先を止めておけば後手の飛車が攻めに使えなくなり、簡単ではありません。

Dsc_9505(自陣飛車の妙防で強烈な追い上げを見せた藤井王将)