2026年3月19日 (木)

終局直後の様子

Dsc06050 終局直後の様子。

Dsc06067 多くの報道陣が詰めかけた。

Dsc06060 インタビューを受ける藤井王将。

【藤井王将の談話】
―― 1日目、角換りの進行になりました。ある程度、予定の流れだったのでしょうか。
「いえ、△7五歩(30手目)から仕掛けられて。あまり、認識のない展開になってしまったので。一手一手難しいかなと思いながら指していました」

―― その△7五歩に対して15分の考慮で▲同歩とされました。わりと早めに返されたようにも思ったのですが、そうではなくて、やはりあまり考えられてなかったのでしょうか。
「△7五歩の仕掛け自体は常に気になる手順なのですけど。その先の具体的な変化は、それほど認識がなかったので、あらためて考えたという感じでした」

―― 午後は2筋の継ぎ歩攻め(53手目)などで進みまして、△8八歩(54手目)の局面で封じ手となりました。1日目の進行はいかがだったでしょうか。
「△1五歩(40手目)から△1六歩とされて。ちょっと▲6六角(43手目)だと、▲6六歩から香を取りに行く筋がなくなってしまうのが、ちょっと妥協かなと思ったのですけれども。代わる手もあまり成算が持てない気がしたので。本譜は角を打って、そのラインでどのぐらい手を作れるかという将棋かなと思っていました」

―― 封じ手については、▲8八同角と▲8八同金もあったかと思いますが、その比較については、いかがでしたか。
「正直、どちらもあるかなと思ったのですけど。▲同角で、どこかで手順に8八の角をさばくタイミングがあればというふうには考えていました」

―― 2日目、▲2三歩(63手目)は、確実な手だけど、相手に手を渡すという部分では怖さもある指し手かなと思いました。その辺りはいかがでしたか。
「▲2三歩は予定というか、他の手はちょっと、1二竜が追い返されてしまう形なので。こう進んだら▲2三歩と打とうかなと思っていたのですけど。ちょっとその先の変化はいろいろあって難しいかなと思っていました」

―― 振り返って、分岐点になった指し手などがあれば教えてください。
「竜を作った(61手目)のがどのぐらい大きいか判断がついていなかったのですけど。▲5五角(75手目)から▲4六香という手順を発見して、そこでちょっと指しやすくなった可能性はあるのかなと思いました」

―― 一局を通して、どんな将棋でしたか。
「△1六歩(42手目)から△1五香▲1八歩と端を攻められた形はかなり難しくて。2筋や1筋で戦いになったときの判断が非常に難しい将棋だったかなと思います」

―― 名古屋将棋対局場でのタイトル戦は初めてになります。印象などがありましたら教えてください。
「私はこちらで対局するのは、かなり久しぶりだったのですが。非常に眺めもよくて。そういったところでリフレッシュしながら、集中して対局に臨めたかなと思います」

―― 今日勝たれまして、3勝3敗のタイで第7局に持ち込むことができました。第7局自体、藤井王将は初めてだと思いますが。そのことも含めて、第7局にどういう意気込みをお持ちですか。
「先後どちらになるかわからないですけど、集中して精一杯頑張りたいと思います」

Dsc06088 同じく永瀬九段。

【永瀬九段の談話】
―― 角換わりから△7五歩(30手目)の仕掛け。この辺りはやってみようという用意の仕掛けだったのでしょうか。
「そうですね」

―― 1日目の進行については、どのように振り返られますか。
「△1五香(44手目)がちょっとキズになりやすい展開でしたので。どういう感じでバランスを取るのか、難しいなと思いました」

―― ▲2三歩(63手目)に対して本局で最長の1時間21分の考慮で△4六桂と強く攻め合われました。あの辺りはいかがでしたか。
「(67手目に)4九か4八か、どちらに香を打たれるか、ちょっと変化が変わってくる感じもしたので時間を使いました」

―― ご自身の中で分岐点になったと思われる指し手がありましたら教えてください。
「竜を作られてしまう形なので。そこで猛烈に形勢を損ねているのであれば、手前に問題があったのかなという感じがしています」

―― 一局を通じて、思われることがありましたらお願いします。
「▲4五歩(49手目)から▲2四歩が自然だと思った記憶があるのですけど、対応がちょっと、詰めが甘かったかなと思います」

―― 第7局に決着を持ち越すことになりました。意気込みを聞かせてください。
「精一杯頑張りたいと思います」