図は14時15分頃の局面。
控室では△4六歩が予想されていたところで、永瀬九段は△5五歩と突きました。4筋の香の利きを止めない大胆な一手に、検討陣から驚きの声が上がりました。
「▲4五桂がきつそうですけど、どうするのでしょう」(勝又七段)
「そこで△4六歩と打ちますか」(屋敷九段)
「▲3三桂成に……」(勝又七段)
「△同玉で辛抱して……」(屋敷九段)
「▲5五角と出られるけど大丈夫ですかね」(勝又七段)
「大丈夫じゃない気がしてきました」(屋敷九段)
△5五歩は、かなり危険な手であるようです。しかし、虎穴に入らずんば虎子を得ずと言います。永瀬九段は危険を冒した代償に虎子を得ることができるのかどうか。早くも最終盤の勝負どころが近づいています。
2026年3月19日 (木)


