(終局後、感想戦の前にインタビューが行われた)
(勝った藤井聡太竜王は連勝スタート)
□藤井竜王のインタビュー
--封じ手(58手目)で△3五銀と踏み込んだ
封じ手では、代えて△4六馬もあるかと思いましたが、本譜のように攻め合ってどうか、踏み込んでみようと思いました。
--手応えを感じた局面は
△8六飛~△7七竜(84~86手目)として、▲8二飛に△7二歩の受けが利くようになったので、読みきれてはいなかったですが、感触がいいのかなと。
--総括として
かなり激しい展開でわからないところが多かったですが、△6七香(82手目)から攻める形にできたので、少し好転したのかなという印象でした。
--結果について
スコアは意識しないほうがいいかなと思いますし、来週の第3局に向けて、しっかり準備できればと思います。
(敗れた渡辺明王将は苦しい出だしとなった)
■渡辺王将のインタビュー
--本局を振り返って
△8八歩(52手目)で▲同金と取ったのがまずかったのかもしれません。指しているときは▲同金は仕方ないのかなと思っていましたが、進んでみるとだめにしてしまっているような気がしました。桂を取らせる変化にしなければいけなかった、とあとで思いました。
--2日目の進行での反省点は
封じ手のあとは、だいたいこんな感じかなと思った手順でした。△9七竜~△6七香(80手目~82手目)ならアヤがあるかなと思ったのですが全然だめだったので、△8八歩までさかのぼるのかなと。
--第3局に向けて
本局は内容がよくなかったので、もうちょっとまともな将棋が指せるようにやっていきたいです。