2022年1月

2022年1月30日 (日)

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渡辺王将の注目の封じ手は△5六歩でした。拠点を作って、▲5六同銀なら△3八角の飛車銀両取りがあります。
ただし、▲9九飛や▲4八金などで△3八角に備えれば、次に▲5六銀と取りやすくなります。後手は歩を取られて後続の手段がないと苦しくなる恐れがあります。歩をめぐる攻防が繰り広げられそうです。

おはようございます。第3局2日目の朝を迎えました。
本日のスケジュールは下記の通りです。本日もよろしくお願いいたします。

9時     対局開始
10時30分 午前のおやつ
12時30分 昼食休憩
13時30分 対局再開
15時    午後のおやつ
???    終局

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第3局2日目、将棋プレミアムの解説は屋敷伸之九段、聞き手は観戦記者の内田晶さんが務めます。
【将棋プレミアム(有料・要会員登録)】
https://www.shogipremium.jp/live/58

2022年1月29日 (土)

立会人の深浦康市九段に1日目の印象、副立会人の戸辺誠七段に2日目の展望をうかがいました。2日目の進行もお楽しみに。

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深浦九段「封じ手は△9六歩と逆襲する手を予想します。現状はどこが戦場かわかりにくいので、それを確立させる手です。
相掛かりでの8七金型はまだそれほど浸透していません。こういう展開になるのだと参考になりました。後手の△7四飛から△8四飛は相掛かりで出てくる揺さぶりですが、8七金型が有力となると、後手は選択しにくくなります。そうした面でも今後の戦術にも大きな対局です」



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戸辺七段「封じ手の局面は五分だと思います。△6四銀左とするのが△5一飛や△7五歩を見せて、柔軟性のある手で封じ手かと思います。第一感は△7五歩だったのですが、▲同歩△9六歩に▲5四歩(参考図)が厳しい反撃です。△同銀右は▲7五歩、△同銀直も▲5五歩で駒損になります。
藤井竜王からは▲9九飛や▲2四歩、▲3五歩といった攻め筋があります。2筋から9筋にわたる全面的な戦いから激しい将棋になりそうです」

Dsc_0484(渡辺王将が封じ手を書いている間、藤井竜王は棋譜に目を通していました)

Dsc_0498(封じ手の封筒に封印のサインをする藤井竜王)

Dsc_0505(渡辺王将が立会人の深浦九段に封じ手を預けました)

Dsc_0517(渡辺王将が駒を仕舞って、1日目が終了しました)