図は10時20分ごろの局面。長谷部四段に話を聞きました。
「64手目△3六歩に▲4五桂が通るなら先手よしと思いましたが、▲5六桂だったということはバランスがとれている局面だと思います。本譜も激しくなりそうです。図から△4三桂▲7五角△7四飛▲4四銀△7五飛▲同歩△6六桂打▲4八玉△7八桂成▲同銀(参考図)が予想される進行で、形勢に差がついていてもおかしくないのですが、すぐにはわからないほど難しいです。▲7八同銀の局面は駒の損得もありません」
図から△4三桂に▲4四銀は△6六桂▲同銀△4四飛で銀を抜かれてしまいます。長谷部四段の予想手順にある▲7五角はその防ぎになっており、以下▲4四銀△6六桂は▲同角で銀にヒモがつきます。
2020年2月 9日 (日)