おはようございます。
掛川の天気は曇り。まもなく雨が降り出しそうです。

【本日のスケジュール】
8:50頃から　前日の指し手再現～封じ手開封
9:00　対局再開
10:30　おやつ
12:30～13:30　昼食休憩
15:00　おやつ
～終局

掛川の空は厚い雲に覆われている。

対局２日目は現地と関西で大盤解説会が開催されます。

■現地大盤解説会

日時：１月８日（月・祝）10時～終局まで
入場：１日目＝1000円、２日目＝1500円
会場：大日本報徳社大講堂（掛川市掛川1176）　※掛川市立中央図書館西側
解説者：神谷広志八段

■MBSちゃやまちプラザ大盤解説会

日時：１月８日（月祝）13時30分受付 14時開始～終局まで
入場：一般1500円（女性・身障者・高校生以下 1000円）
会場：ＭＢＳ（毎日放送）ちゃやまちプラザ（大阪市北区茶屋町１７－１）
解説者：今泉健司四段、長谷川優貴女流二段

豊島八段が封じ手を記載するため別室へ。

数分して戻って来た豊島八段が封じ手を久保王将に渡す。

久保王将が封緘のサインを書き加える。

豊島八段から立会人の郷田九段に封じ手が預けられた。

優勢と見られている局面で封じた豊島八段。勝利への道筋を描いているのだろうか。

対局１日目が終了した。

封じ手予想は郷田九段、斎藤明四段、Twitter解説の井出四段が△２九歩成。それを聞いた神谷八段はあえて違う手を、ということで△５二銀をあげてくれた。

本日のブログ更新は以上で終了いたします。
対局は明日９時に再開予定です。

豊島八段が56手目を封じ、１日目が終了しました。明日９時から指し継がれます。封じ手にかけた時間は１時間21分。１日目の消費時間は▲久保４時間29分、△豊島２時間57分（持ち時間は各８時間）。

時刻は17時30分を回りました。豊島八段が本局で初めてまとまった時間を使っています。18時を回ると、手番の棋士が次の一手を決めたところで封じられ、翌日に指し継がれます。

夜空に浮かぶ掛川城。

対局室では、豊島八段が長考している。

現地大盤解説会が行われている大日本報徳社。解説会場の大講堂は国指定の重要文化財です。また、敷地内にあるほかの建物は、すべて静岡県の指定文化財となっています。

仰徳（こうとく）記念館。

仰徳（こうとく）学寮。現在は大日本報徳社の事務所として使われている。

冀北（きほく）学舎。

淡山翁（たんざんおう）記念報徳図書館。

掛川城公園の「はす池」越しに臨む大日本報徳社。

二宮尊徳像。

図は16時30分頃の局面。
形勢を問われた郷田九段は「激しい攻め合いになっていますが、専門的に見ると後手の１手勝ちがかなりはっきりしているように思います。先手が粘る順も、いまのところちょっとわかりません」と語り、明確に後手優勢と判断しています。

控室で将棋プレミアムの生中継の取材を受ける郷田九段（右）。神谷八段（中）、中尾五段（左）も後手優勢と見ている。

また、Twitter解説の井出四段も「後手やや優勢」から「後手優勢」に形勢判断を進めています。

■Twitter解説■
井出隼平四段＞（△２八歩に）これが筋ですか。▲２八同玉は△２六歩が詰めろで攻めが速くなってしまいそうです。後手玉に迫るには▲５二銀ですが銀を渡すと△２九歩成が詰めろになっているかもしれません。(後手優勢)

【16時40分追記】

久保王将は△２八歩に▲２四成銀としました。以下△２九歩成なら▲２五成銀と根元の桂を取る狙いです。「なるほど、桂を取れば上部脱出の望みが出てきますか。さすがに簡単には終わらないですね」と郷田九段。

苦しい局面に追い込まれた久保王将。さばきのアーティストの名が知られているが、苦しい時の粘りの技術にも定評がある。

掛川城を中心とする敷地一帯は掛川城公園として市民の憩いの場になっています。

公園入口から掛川城を臨む。

上の写真の右手が二の丸御殿。

近年発掘されて復元された三ヶ月堀。

お城側から見た二の丸御殿。

対局が行われている茶室は掛川城の直下にある。

図は15時20分頃の局面。
「▲２三歩を打ったら、もうタダでは済まないです。これは封じ手までに相当の局面まで進みそうですよ」（神谷八段）

控室には掛川市立中央図書館での将棋指導と講座の仕事を終えた中尾敏之五段（右）が来訪し、神谷八段と検討している。

15時を回り、対局者に午後のおやつが運ばれました。午前中は飲み物だけだった久保王将、午後は「モンブラン」と「アイスコーヒー」を注文しました。反対に午前中にフルーツ盛り合わせを注文した豊島八段は、午後は「フレッシュジュース（苺）」のみです。

モンブランとアイスコーヒー。

掛川産イチゴ（紅ほっぺ）100%のフレッシュジュース。