2017年1月31日 (火)

前夜祭(2)

【記念品贈呈】

Img_1665大田原市立大田原中学校将棋部から対局者に記念品の寄せ書きが贈呈された。

Img_1674記念撮影。

【花束贈呈】

Img_1700プレゼンターは大田原市観光コンシェルジュの大宮司真子さん(左)と、大橋智子さん(右)。

【対局者挨拶】

Img_1712郷田真隆王将。
「みなさんこんばんは。王将戦七番勝負、各地に行っておりまして、どこに行きましても、こうしてたくさんの方に迎えていただき、対局しやすい環境を整えてもらっています。棋士として非常にありがたいことで、御礼を申し上げたいと思います。
大田原は12年連続の王将戦ですかね。私も3年連続で来ております。子どもたちやお知り合いになった人の顔を見て、少し安心しています。検分にも子どもがたくさん来てくれて、また寄せ書きもいただいて。昨年、一昨年といただいた寄せ書きも自分にとっては大変励みになり、大切に自宅で保管しています。
私自身も今日、みんなが来ているような年齢ですかね。11歳のときに奨励会というプロの養成機関に入ったのがきっかけでプロ棋士になりました。当時のことを思い出したりします。いまは45歳なのですが、ずいぶんと月日がたったなぁと思います。その中でいろんなことを経験させていただいて、子どもたちにもそういった時間を持ってもらえたらと思います。
明日から第3局が始まります。月並みですがベストを尽くして、力一杯出していきたいと思います。2日間どうぞよろしくお願いします」

Img_1732挑戦者・久保利明九段。
「私は第57期王将戦で初めて大田原に対局で来ました。その頃からかなり月日はたったのですが、毎年のように、こうして将棋に力を入れていただいているのは全国を見渡してもそんなにないかなと思います。本当に大田原のみなさまには御礼申し上げます。
初めて来たときは開幕局だったんですね。意気揚々と乗り込んで来たのですが、残念な結果に終わってしまって。そうした中で、みなさまとお会いできる機会はあまりないので、前夜祭を楽しみに来ました。「ホテル花月」さんに来るのも楽しみで。支配人も非常に温厚な方で、久しぶりにお会いできてよかったなと思います。
大田原にはプライベートでも、東京の将棋連盟に所属していた頃、今回、副立会人を務める飯野七段や数人の棋士とゴルフに来たりしました。非常に縁のある土地なのかなと思っています。
明日からの第3局は自分なりに準備した戦型で、熱戦を繰り広げたいと思いますし、みなさまに感動していただけるような対局を指したいです」

(挨拶書き起こし=吟)