昼食休憩明けに指されたのは△2四歩でした。変化はさまざま考えられます。まず(1)▲2四同銀は毒まんじゅう。△2三歩で銀ばさみを食います。そこで(2)▲2三歩は考えられます。△同銀ならそこで▲2四銀のつもりですが、△3三銀▲2四銀に△2七歩▲同飛△4九角が検討手順。これは後手よし。(3)▲3六銀は△同銀▲同歩△2三銀。互いにどう陣形をまとめていくか。(4)▲4六歩△2五歩▲4五歩△3三桂。(3)と同じ銀の取り合いですが、△3三桂が△4五桂を見ています。
実戦は40分近い長考で(3)▲3六銀が指されました。
(△2四歩と突いた羽生名人)