大田原市(おおたわらし)は栃木県の北東部に位置する都市。東部は茨城県と福島県に接しています。2005年10月に湯津上村、黒羽町と合併して現在の形になりました。自然豊かな土地で、市内を流れる那珂川・箒川は鮎の漁獲量日本一の清流として知られています。
人口は約7万5千人。古代から人々の営みがあり、市内では古墳や土器が見つかっています。江戸時代には旧奥州街道の宿場町として栄えました。
ホテル花月のある黒羽地区も古くから栄えた町で、「那須与一」や「松尾芭蕉」のゆかりの地です。大田原市を中心として地域は、かつては那須一族が治めており、那須与一は平安時代末期の武将の武将で弓の名手でした。大田原市のイメージキャラクター「与一くん」は那須与一に由来します。松尾芭蕉は江戸時代前期の俳人で「俳聖」と呼ばれました。芭蕉は弟子の曾良を伴って「奥の細道」の旅に出ましたが、当時もっとも長く滞在した土地が現在の大田原でした。市内にはいくつもの句碑が残されています。
近年は将棋の町としても有名で、大田原市で王将戦が開催されるのは今年で10年連続。地元の子どもたちが検分と対局開始の様子を見学。前夜祭にも子どもたちの姿がありました。
2015年1月29日 (木)