2014年1月12日 (日)

真田七段に聞く現代矢倉戦

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10時55分現在、局面は41手目▲3八飛まで進みました。副立会人の真田圭一七段に相矢倉戦についてうかがいました。
「いまの相矢倉はどちら側を持っても行くところまで行きますね。森下システムですと、どうやっても一局という展開もあるのですが、▲3七銀ですと終盤まで行く変化が多いんです。どこで手を変えるかという世界です。事前の用意があるのかが特に後手は問題になります。先攻されるのは避けられないんです。それに、中途半端に折り合うとすぐ悪くなってしまう。矢倉戦を受けて立つだけに羽生三冠には予定があるのでしょう。
先手は無難にやっていてもよくなりやすいんです。1手の差があり、先攻できるのが大きいです。現代の将棋は1手のリードが目に見えますから。先手は互角に折り合いやすいので新手を出すのは後手になりやすいんです。ただ、いまの時代はすぐに調べられてしまいますから、実戦の場でどれだけ出せるか。森内さんは受け身ながら準備して竜王戦で渡辺さんに勝ったのがすごいと思います」