2013年1月
2013年1月14日 (月)
感想戦(渡辺明竜王)
感想戦
対局を振り返る
終局直後
渡辺竜王先勝
佐藤康光王将に渡辺明竜王が挑戦する第62期王将戦七番勝負第1局は18時4分、130手で渡辺竜王の勝ちとなりました。消費時間は佐藤7時間59分、渡辺6時間46分。第2局は1月23・24日(水・木)に佐賀県佐賀市「古湯温泉 おんくり」で行われます。
終局近し
後手勝勢のまま最終盤に入っています。終局間近とみられています。17時42分、青野九段が対局室に向かいました。
三連桂
佐藤康王将は持ち駒の桂を3七に打ちました。2九桂の跳ね場所に桂、そして3七桂の跳ね場所にも桂。桂がナナメに3個つながったような形は、苦心の受けを思わせます。「▲4五桂(93手目)は不思議な手だった。単純露骨な▲3四桂ではいけなかったのかな」と青野九段。
再加速
渾身の受け
少考で手を進めていた渡辺明竜王ですが、図の局面で手を止めました。83手目▲5八銀(図)は退路の確保を狙った渾身の受け。佐藤康王将が73手目に1時間9分考えた際にひねりだした手と思われます。