島根県の東部に位置する出雲市は、市の北部に島根半島、中央部に出雲平野、南部には中国山地と、多彩な地勢を抱えています。人口はおよそ17万5千人(2016年末)で、島根県では松江市に次いで2番目となっています。
古事記や日本書紀によれば、高天原を追放されたスサノオノミコトが降り立った地が出雲であるとされており、神話の多くが出雲地方を舞台としています。そのため歴史・文化遺産が豊富で、特に、スサノオの子孫である大国主大神を祭神とする出雲大社(写真)は全国的に有名です。ちなみに、一般的には「いづもたいしゃ」と呼ばれますが、正式には「いづもおおやしろ」と読むそうです。
出雲大社では旧暦の元旦に福神祭が行われます。地元ではこの時期の大きなイベントとして知られており、多くの人が集まります。平成29年は1月28日(土)午前1時開始です。
JRが数多く運行していた寝台特急の多くは、時代の変換により廃止されましたが、唯一、東京から出雲を結ぶ「サンライズ出雲」だけが現在も定期運行されており、出雲地方の人気の高さがうかがえます。
宍道湖。
隣の松江市と出雲市にまたがる宍道湖は海水の混じる汽水湖で、シジミの産地として有名です。ほかにもウナギやスズキ、ワカサギなどと合わせて、宍道湖の七珍として知られています。また、国内有数の水鳥の渡来地でもあり、隣接する中海とともに2005年にラムサール条約に登録されています。
農産業では、果樹、特にぶどうの生産が盛んで、出雲市内にはワイン醸造を行うメーカー「島根ワイナリー」があります。こちらでは、ワイン醸造の見学や、試飲を楽しめます。
(八雲)
11時30分になるところで、上田女流三段が△1六歩と端攻めを敢行しました。
「これは午前中からすごいことになりましたね。一例を示しますと、▲7四飛△7二銀▲7九飛△1七歩成▲7四歩(参考図)。先手としては▲7四飛に△1七歩成も考えておかないといけないところです。上田さんは前夜祭で『思いっきりぶつかる』といっていましたが、その通りの展開ですね」(畠山鎮七段)
(八雲)
時刻は11時を回りました。
里見女流名人は図の▲7四歩に52分使いました。対して、上田女流三段も時間を使っています。△7四同歩と素直に応じるか、あるいは手抜きで△4二飛と回るか。飛車を回ればさらに激しさを増していきそうです。
日本将棋連盟モバイルのTwitter(@shogi_mobile)では石田直裕四段が解説を担当している。
(八雲)