第39期五番勝負第5局 Feed

2013年2月27日 (水)

研究局面?

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図は11時頃の局面です。
先手陣が5筋に位を取り、伸び伸びした形をしています。
まだ本格的な検討は行われていませんが、控室では先手の模様がよさそうだ、という声が聞かれます。

控室を訪れたA棋士によると、里見女流名人は同じような将棋を研究会で指していたとのこと。
本局に向けて周到に準備を進めていたのがうかがえます。

(若葉)

大盤解説会

現地では13時30分から大盤解説会が行われます。
解説を担当するのは久保利明九段。
華麗な手順でファンを魅了する振り飛車党で、「さばきのアーティスト」と呼ばれています。
本局にぴったりの解説役と言えるでしょう。
解説会の詳しい情報はこちらをご覧ください。

なお、東京・将棋会館では大盤解説会は予定されていません。

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 久保利明(くぼとしあき)九段

 棋士番号: 207
 1975年8月27日生まれ
 兵庫県加古川市出身
 淡路仁茂九段門下

 タイトル歴は棋王3期、王将2期。
 棋戦優勝は4回


(写真は2012年11月第62期王将戦挑戦者決定リーグ、対豊島将之七段戦より)


(若葉)

Twitter解説

第5局でもTwitterで棋士の解説が配信されています。

解説を担当するのは伊藤果七段(写真)。
ご存知、挑戦者・上田女王の師匠です。

解説は「@shogi_mobile」をフォローしていただくか、こちらのページでご覧いただけます。

Itouhata

(若葉)

10時

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図は10時頃の局面です。

両者予定の作戦のようで、すらすらと陣形が組み上がっていきます。
上田女王は得意の振り飛車穴熊を採用。里見女流名人は銀冠で対抗しました。

先に仕掛けたのは里見女流名人。先手番の利を生かして積極的に動いていきました。
午前から早くも本格的な戦いが始まりました。
両者ともに前傾姿勢で、形勢を左右する序盤の急所を前にして、全神経を盤上に集中させていました。

なお、本局では午前のおやつは出されていません。

(若葉)

開始前(4)

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(内藤九段が時刻を確認)

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(9時、対局開始)

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(女流名人はすぐに初手を着手)

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(挑戦者もすぐに2手目を指した)

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(3手目、里見女流名人の右手は飛車先に伸びた)

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(第5局で選んだのは居飛車だった)

(若葉)

開始前(3)

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(第1局では大盤解説の聞き手だった香川女流初段は、今回は記録係。盤側で最終局を見守る)

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(第5局はあらためて振り駒で手番が決められる。振り駒は協賛である株式会社ユニバーサルエンターテインメントの堀内信之さんが行った)

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(振り駒は歩が4枚。「初めてなので緊張しました」と大役を振り返った堀内氏)

(若葉)

開始前(2)

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(駒箱を開けるのは上座に着いた棋士の役目)

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(落ち着いた様子の里見女流名人。今日はダークグレーのパンツスーツ)

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(威風堂々の挑戦者。控室では「上田さんは落ち着いていて風格がありますね」と言われていた。今日は色鮮やかな橙の羽織に身を包んでいる)

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(両者の盤側。ともにシンプルなスタイル)

(若葉)

開始前(1)

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(先に対局室入りしたのは上田女王)

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(「上田さんとは初めてでしたよね」と声をかける内藤九段。内藤九段は本局の立会人)

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(続けて里見女流名人が入室。主役が揃った)

(若葉)

対局開始

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振り駒の結果、最終局は里見女流名人の先手番となりました。

里見女流名人が選んだのは居飛車。上田女王が得意にしている振り飛車を真正面から迎え撃つ構えです。
報道陣が見守るなか指し手は進み、開始15分であっという間に下図の局面になりました。

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(若葉)

本日、第5局

第39期女流名人位戦五番勝負は第4局を終えて2勝2敗。互いに譲らず最終局を迎えました。

勝って笑顔を見せるのは4連覇を目指す里見香奈女流名人か、それとも初の女流名人位戴冠を目指す上田初美女王か。運命の第5局は2013年2月27日(水)9時より、関西将棋会館にて行われます。立会人は内藤國雄九段、記録係は香川愛生女流初段(19歳、中村修九段門下)です。

本日の中継は棋譜・コメントが潤記者、本ブログが若葉の担当でお送りします。

(若葉)

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