2015年1月21日 (水)

前夜祭(3)

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(安来節女踊り子の山口綾香さん、原爽夏さんから花束が贈呈された)

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(渡辺明王将のあいさつ)

本日は王将戦七番勝負第2局の前夜祭をこのように盛大に開いていただきましてありがとうございます。またお忙しい中お越しいただいてありがとうございます。安来市には初めてきました。空港からの景色も雄大で、白鳥もいて、東京におりますと自然を見る機会がないので非常に心が洗われる気持ちでこちらに来ました。対局場は非常に静かな町で将棋を指すにはふさわしい場所だと思います。このような素晴らしい対局場を用意していただきましたスポーツニッポン新聞社様、毎日新聞社様、ご協賛いただいております囲碁・将棋チャンネル様、今回地元安来市の皆様には大変お世話になりました。この場をお借りして厚く御礼を申し上げます。七番勝負は始まったばかりですが来週には第3局がありますし、始まったばかりと思っているとあっという間に進んでいってしまうものですから、目の前の一局を大切にして、まずは第2局をがんばりたいと思います。こちらはどじょうが有名ということですので、泥臭く、つかまらないような将棋を指したいと思っております。明日からお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします。

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(郷田真隆九段のあいさつ)

毎日新聞社様、スポーツニッポン新聞社様を初め、ご協賛、ご共催、ご後援などいただいている皆様、安来市の皆様、大変お世話になります。ありがとうございます。地元の皆様が実行委員会までつくっていただいていろいろな方が対局のご尽力の上で対局させていただくことは身が引き締まる思いです。王将戦は第64期で歴史のあるタイトル戦です。大先輩の木村義雄十四世名人、大山康晴十五世名人、升田幸三九段など、歴戦のつわものたちが激しい戦いをしてきた舞台に私も指せることは非常にありがたいことだと思っています。全力を尽くしたいと思っています。
島根には一度宍道湖に来たことがあります。東京出身の私には山陰は遠いイメージでなかなか来る機会がないのですが、今回は米子空港から湖(中海)が見えて、懐かしい思いがしました。こちらは城下町で風情があり、美術館も拝見しました。文化にご理解いただいていると感じて、ありがたく思っています。王将戦七番勝負第2局、特に作戦というものはあまりなく、自分の持てる力を出し、対局することで紙面やネット中継をご覧に皆さんに伝えたいと思っております。皆様には感謝申し上げます。短い滞在ですがお世話になります。よろしくお願いいたします。