第68期王将戦七番勝負第1局 Feed

2019年1月13日 (日)

掛川市は静岡県中西部の都市。東海道の主要な宿場町として古くから栄えました。温暖な気候で、お茶やバラが全国トップクラスの生産量を誇り、メロンやイチゴ、トマトなども特産品です。
王将戦の掛川対局は2010年の第59期七番勝負第3局から始まって、今期で10年連続の開催になります。久保王将と渡辺明棋王の掛川対局は、以下の通りです(肩書・段位はいずれも当時)。

【久保王将の掛川対局の戦績】

2010年の第59期王将戦七番勝負第3局 ▲久保棋王-△羽生善治王将 (久保勝ち。シリーズは久保奪取)

2011年の第60期王将戦七番勝負第2局 ▲久保王将-△豊島将之六段 (豊島勝ち。シリーズは久保防衛)

2012年の第61期王将戦七番勝負第1局 ▲佐藤康九段-△久保王将 (佐藤勝ち。シリーズは佐藤奪す)

2017年の第66期王将戦七番勝負第1局 ▲郷田王将-△久保九段(久保勝ち。シリーズは久保奪取)

2018年の第67期王将戦七番勝負第1局 ▲久保王将-△豊島八段(豊島勝ち。シリーズは久保防衛)

【渡辺明棋王の掛川対局の戦績】

2013年の第62期王将戦七番勝負第1局 ▲佐藤康王将-△渡辺明竜王(渡辺勝ち、シリーズは渡辺奪取)

2014年の第63期王将戦七番勝負第1局 ▲渡辺明王将-△羽生善治三冠(渡辺勝ち。シリーズは渡辺防衛)

2015年の第64期王将戦七番勝負第1局 ▲渡辺明王将-△郷田九段(渡辺勝ち。シリーズは郷田奪取)

【静岡県掛川市 公式ホームページ】

大日本報徳社大講堂では、新春プロ棋士トーク「将棋界の今年を占う」が行われています。登壇しているのは、青野照市九段、佐藤康光九段、杉本昌隆七段。記者が取材したときは、「最近は女性の将棋ファンが多くなった」と話していました。

Dsc_8931(会場は満員)

Dsc_8936(青野九段)

Dsc_8942(佐藤康九段)

Dsc_8950(杉本昌七段)

8
戦型はゴキゲン中飛車になりました。△6二玉が珍しい手で、代えて△5五歩▲6八玉△3三角が多いところです。△6二玉以下、▲6八玉△7二玉▲7八玉と進んでいます。

11
後手は2筋の歩交換を受けずに指しています。▲2四歩△同歩▲同飛なら、△3二金や△8八角成▲同銀△2二飛が一例です。先手は2筋を交換してポイントを挙げられるかどうか、慎重に見極めたいところです。

Dsc_8878(渡辺明棋王、久保王将の順に入室した。駒箱は8時45分に開けられた)

Dsc_8880(久保王将)

Dsc_8883(渡辺明棋王)

Dsc_8890(松井三郎・掛川市長が、久保王将の振り歩先で振り駒を行った。と金が3枚出て、渡辺明棋王の先手番が決まった)