戦型は横歩取り 15手目▲3四飛で横歩取りに進みました。 戻って4手目△8四歩の局面。後手がこのように進めれば、変化の余地はあるものの本譜のように▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩以下、横歩取りに進むのは妥当なところで、後手が誘導した格好になります。 永瀬九段は18手目△9四歩と工夫の一手を見せました。前例は早くも2局に絞られ、1号局は昨年9月と新しい指し方。▲9六歩なら将来的に△9五歩の仕掛けが生じる分、後手の得になると見られています。 (挑戦者の永瀬九段、本局は横歩取りに誘導して戦う)