18時５分、永瀬九段が47手目を封じました。消費時間は▲永瀬九段３時間35分、△藤井王将４時間２分。対局は明日９時再開の予定です。

現地の棋士に封じ手について聞くと、森内九段は▲７七角、神谷八段は▲３四香、八代七段は▲７七桂と予想。森内九段は「先手ペース」、神谷八段は「９割の棋士が先手を持ちたいと思う」と話しました。手が広い局面のようです。

控室に市内で指導対局をしていた八代弥七段、脇田菜々子女流初段、久保翔子女流１級が控室を訪れました。

（早速、継ぎ盤に加わる）

（王将獲得経験のある森内九段）

(浜松市出身の神谷八段)

（静岡県出身の八代七段）

（藤井少年と対局経験がある脇田女流初段）

（父・久保利明九段が王将獲得経験がある久保翔子女流１級。19歳の誕生日を迎えた）

局面は図を迎えています。藤井王将が１時間３分の考慮で△２四歩と突きました。▲３四香△３三香▲同香成△同玉▲２五桂を消した意味ですが、苦心のうかがえる一手と言われています。封じ手まで30分を切っています。

（掛川駅から向かった先は……）

（趣がある木造駅舎の天竜二俣駅に到着した）

（新世紀エヴァンゲリオンの第３村駅のモデルになった駅として有名である）

（展示されていたブルートレイン）

（東京－下関・博多を運行していた寝台特急あさかぜのＢ寝台車両）

（木造の本屋と屋根、プラットホームが登録有形文化財に指定されている）

（登録有形文化財の駅舎とプラットホーム・屋根）

（掛川駅に止まっていた後続のBUNBUNTRAINが到着）

（天竜川を渡っていく）

（終点の新所原駅に到着。列車を降りたら何やら甘いタレの匂いが漂ってきた）

（タレの理由は駅構内にあるうなぎ弁当のお店だった）

掛川駅から天浜線に乗ってみました。天竜浜名湖鉄道はアニメなどの他業種とコラボしており、いろいろなラッピングカーが走っています。

（天浜線掛川駅の駅名表示板）

（ホームには２種類のラッピングカーが停車している）

（筆者の乗車する先発車両はこちら）

（ゆるキャン△season３とのコラボ車両である）

（途中でエヴァンゲリオンのラッピングカーとすれ違う）

（筆者が向かった場所やいかに……。次回に続く）

JR掛川駅は掛川城の最寄り駅です。徒歩約20分で二の丸茶室に到着します。JR掛川駅の木造駅舎は1933（昭和８）年に建設され、1940（昭和15）年に改築されて今日に至ります。正確には耐震補強のため骨格を組み直し、旧駅舎で使われていた木材を張り直したのが現在の姿です。

（歴史ある木造駅舎のJR掛川駅）

（2013年に改修工事が行われた新幹線で唯一の木造駅舎）

（天竜浜名湖鉄道の掛川駅）

もうひとつの掛川駅がこちら。天竜浜名湖線の掛川駅です。掛川から新所原まで67.7キロを結ぶ旧国鉄の二俣線を引き継いだ路線となっています。藤井王将が初めてスポーツニッポン新聞社の勝利者コスプレ撮影を行った場所として知られている駅です。

（天浜線の略称で親しまれている）

（天浜線掛川駅の構内）

（改札口）

（天浜線の告知をするガラス戸の中には……）

（藤井王将と天浜線の写真が飾られている。初撮影のときのワンシーン）

▲永瀬－△藤井聡は、初日から激しい変化に進みました。１図の▲１三歩は▲１二歩成のと金攻めが狙いです。△１三同桂なら▲１五香で、後手は桂頭のキズが負担になります。△１三同角は▲１一角成と角を成り込むことができます。藤井王将は△８八角成▲同銀と角を交換して△２二金と１二の地点を受けました。対する永瀬九段は▲１五香と走って香交換を目指します。飛車を使った攻めで、永瀬九段のペースで進んでいるようです。

（相手のペースを跳ね返したい藤井王将）

１日目午後のおやつは藤井王将が深蒸し茶のバスクチーズケーキ、アイスティー。永瀬九段がキウイのフレッシュジュースです。

（藤井王将が注文したおやつ）

（深蒸し茶のバスクチーズケーキ）

（永瀬九段が注文したキウイのフレッシュジュース）

（14時、現地の大盤解説会が始まりました）

（大盤を使って解説をする神谷八段）

（事前申込制で、応募はすでに締め切っている）

（大盤解説会場）

（二宮金次郎像を入れて）

（明日の解説会は10時から行われる）

（永瀬九段が先に対局室に戻ってきた）

（続いて藤井王将が戻る）

（おしぼりで手を拭う）

（早くも前傾姿勢に）

（永瀬九段は険しい表情を浮かべる）

（13時30分、対局が再開した）

（地元の小学生が見学に訪れる）

（昼食休憩中の盤面。手前が先手の永瀬九段）

（永瀬九段の玉将。掬水師作の源兵衛清安書）

（藤井王将の王将）

（下座の視線）

（上座の視線）

（昼食休憩中の対局室）