2024年1月 6日 (土)

前夜祭(1)

前夜祭は那須野が原ハーモニーホールで18時から開催されました。

【主催者挨拶】

Img_6589松木健・毎日新聞社代表取締役社長執行役員
「ここ栃木県大田原市で王将戦七番勝負の第1局が行われるのは2008年以来、16年ぶりです。源平合戦「屋島の戦い」で活躍した那須与一ゆかりの地で、藤井王将と菅井八段のどちらが見事、的を射落とすのか注目しております」

Img_6599小菅洋人・スポーツニッポン新聞社代表取締役社長
「野球界のヒーローは大谷翔平さん、将棋界では藤井聡太王将。ヒーローの条件というのはいろいろありますが、まったくルールを知らない人でも強い関心を持つ。そういうことが一つの条件なんじゃないかと思います。一方、菅井竜也八段は、いま本当に油の乗り切った棋士。叡王戦も非常に濃い内容でした。そして何よりも、今年は辰年。名前に『竜』があります。ぜひ頂点を目指し、いい勝負をしてほしいと心より思っています」

Img_6603羽生善治・日本将棋連盟会長
「昨年は(第7局で予定されていた藤井-羽生戦が)この場所で対局ができなくて申し訳ございませんでした(場内から笑い)。両対局者による2日制の対局は今回が初めてということで、どういった将棋が見られるのか非常に楽しみです。将棋は無限とは言わないですけれども、本当にたくさんの可能性を秘めています。私自身も一人の棋士として、明日からの対局に注目したいと思っております」


【開催地挨拶】

Img_6636相馬憲一・大田原市長
「藤井王将は昨年に史上初の八冠になり、今回が今年初のタイトル戦。王将3連覇を目指すことになります。一方、菅井八段は将棋界で最も過酷といわれるリーグ戦を5勝1敗の好成績で制しました。新春の大注目カードとして、目が離せない熱い戦いになるのではないかと楽しみにしています」

【特別協賛社挨拶】

Img_6638鈴木基久・綜合警備保障株式会社 取締役専務執行役員
「ALSOK杯として開催させていただくのは、第71期の王将戦からです。第71期は、まさに当時の藤井四冠が王将位を奪取された期。それ以来から応援させていただき、おかげさまで私どもに対しても大変、お問い合わせがありました。ALSOKはレスリングだけではなかったんだと評価をいただいているところです(場内から笑い)。他方、挑戦者の菅井八段は厳しいリーグ戦を勝ち抜いてこの場に立たれています。藤井八冠の一角を崩す第一人者としての役割が期待されていると考えています」

(書き起こし=玉響)