(贈られたのは、恵比寿大黒面)
(藤井聡太王将)
「こちらで対局をさせていただくのは、昨年に続いて2回目になります。そのときは、第5局で2月だったのですが、今年は第3局の1月ということで、周り一面雪の景色で、また違った風情を感じております。こちらに来る前に途中、物部神社に参拝をさせていただきました。厳かな雰囲気で、明日の対局に向けて身の引き締まる思いがしました。明日からの対局は第1局、第2局の経験を生かして、より集中力を高めて臨んで、面白い将棋が指せればと思っています」
(菅井竜也八段)
「本当にすごくいい状態で来ることができました。先ほどの検分で、対局室を拝見させていただいたのですけど、本当に集中できる環境を作っていただいて、皆さまに感謝しております。さんべ荘は昔からお世話になっている場所で、いまから8年ほど前に『将棋合宿』といって、自分たち棋士の勉強の場を準備していただいたことがあります。そういった経験ですとか、そのときお世話になった感謝の気持ちを、明日の将棋に込めたいと思っています。成績としては押されていますが、自分の将棋を指せばあまり気にする必要ないかなと思っていますので、明日からの一局にすべてを込めたいと思います。頑張ります」
書き起こし=夏芽
撮影=武蔵
2024年1月26日 (金)