2024年1月

2024年1月21日 (日)

おはようございます。本日1月21日(日)は、第73期ALSOK杯王将戦第2局は2日目の対局が行われます。9時に封じ手が開封され、51手目から対局が再開されます。
1日目の消費時間は▲藤井4時間4分、△菅井3時間29分(持ち時間各8時間)。

引き続き、立会人は小林健二九段、副立会人は糸谷哲郎八段、記録係は森本才跳四段が務めます。


【本日のスケジュール】
09:00 封じ手開封・対局再開
10:30 午前のおやつ
12:30 昼食休憩
13:30 対局再開
15:00 午後のおやつ
?:? 終局

2024年1月20日 (土)

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立会人の小林健九段、副立会人の糸谷八段、記録係の森本四段、大盤解説の聞き手の武富女流初段に封じ手予想を聞きました。4人とも本命は△5七桂成を受ける▲4六角です。
小林健九段は「角を6四に置いたままでも追われてしまうので」
糸谷八段は「▲4六角は落ち着いた受けの手。第2予想は▲7五歩」
森本四段は「ゆっくりすれば歩得が生きる」
武富女流初段は「角のラインで将来▲7五歩としたり、▲8六歩から銀冠穴熊に組み替えたりしたい」
とそれぞれ理由を話していました。

以上で本日の更新は最後になります。
2日目の戦いもご注目ください。

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(藤井聡太王将が封じ手記入のために退室している)

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(立会人の小林健二九段が封じ手を受け取るために場所を移動した)

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(藤井王将が戻る)

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(封じ手に署名を入れる菅井竜也八段)

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(藤井王将が小林健九段に封じ手を手渡す。菅井八段は何やら考えている様子だった)

18時になり、手番の藤井聡太王将が51手目を封じることになりました。

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藤井王将は18時2分に次の手を封じる意思表示をしました。ここまでの消費時間は▲藤井4時間4分、△菅井3時間29分(持ち時間各8時間)。

封じ手は明日午前9時に開封され、対局は指し継がれます。

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「今度こそ」「今度こそ」と言っているうちに50手目△7三歩まで進みました。17時頃までとは全く別の、新たな対局を見ているかのようです。

副立会人の糸谷哲郎八段は苦笑いしながら「さすがにここで封じ手だと思います。明日は藤井王将がどう攻めをつなげるかが見どころになります」と話しています。

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45手目▲7四歩の局面で封じ手になるかもしれないと言われていましたが、菅井八段は4分の少考で△4五桂と跳ねました。狙いは△5七桂成です。

ここでの候補手は△5七桂成を受ける▲6八角と、受けない▲8六角。▲8六角は△5七桂成に▲7五銀と出ようという意味です。

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今度こそ封じ手時刻まで指さないと見られていましたが藤井王将が9分で▲8六角と出ました。急加速で盤上が動き出しました。上に記したように△5七桂成に▲7五銀を用意していて、強気の対応です。

再び、今度こそ封じ手と言われています。あっさり▲7五銀を許すと後手は指しづらくなると言われていて、△7四銀が候補手です。

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(対局開始前の菅井竜也八段)

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昼食休憩が明けてから、▲7五歩(1時間40分)、△8四角(1時間25分)、▲7四歩(1時間2分)と長考の応酬になりました。△同銀に▲6八角が予想されています。本格的な戦いは明日午前に持ち越されそうです。

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(日が暮れてきた)

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(体を温める武富礼衣女流初段)

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(時計を見て「さて、5時になりましたので」と糸谷哲郎八段が立ち上がって移動した)

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(封じ手用紙に名前を入れる)

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(見守る小林健二九段)

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(ふたりの署名が入り、準備は完了した)