後手が有力な展開 控室に戻った福崎九段は、「後手が有力になっているのではないでしょうか。藤井王将はずっと攻めていたのに受けに回って、流れが悪くなっていると思います。△4一金(76手目)と△3三桂(82手目)で、羽生九段が流れを引き寄せたと思います。羽生九段はここで考えていますが、△2八飛や△6九飛など、飛車を打つ場所がいろいろあるので、ここで抜け出せるかどうかですね」と話しています。 (控室では一転して真剣な表情で検討する福崎文吾九段。西川和宏六段、里見香奈女流五冠も継ぎ盤に向かう)