2022年1月 8日 (土)

前夜祭(1)

前夜祭は掛川グランドホテルで18時30分より行われました。その模様の一部をご紹介します。

Dsc_2789(主催者挨拶 小菅洋人・スポーツニッポン新聞社代表取締役社長)

「第71期ALSOK杯王将戦七番勝負が、いよいよ明日から始まります。13年連続で掛川の地で開催できることを本当に感謝しております。名人と棋王を持つ渡辺王将、四冠の藤井竜王、まさに最強同士の対決となりました。注目の一戦であり、マスコミの方にも多く駆けつけていただきました。スポーツニッポンも、元旦の紙面から、戦国武将の格好をしたお二人を1面に掲載させていただきました。将棋ファンの記憶に残る試合をしていただきたいと思います」

Dsc_2790(主催者挨拶 広田勝己・毎日新聞社取締役)

「毎日新聞社は2月21日をもちまして創刊150年になります。その年に、このような素晴らしい対局を迎えられることに感謝しています。渡辺王将は前期までに3連覇しています。王将通算5期は渡辺さんを含めて4人しかいません。藤井竜王は王将を獲得すると史上最年少の王将、史上最年少の五冠となります。今年の将棋界の流れを左右するシリーズになると思います。掛川市では、これまで数々の名局が誕生しました。また新たな名局が生まれ、末永く語り継がれていくことを願っています」

Dsc_2794(主催者挨拶 佐藤康光・日本将棋連盟会長)

「4連覇を目指す渡辺と王将戦初登場の藤井竜王という、最高峰のカードになりました。将棋界の8つのタイトルのうち、7つをお二人が持っています。三冠と四冠の頂上対決です。お二人ともAIを活用した研究で最先端をいきながら、実力でも最強ということで、ファンや関係者が固唾を飲んで見守ることになると思います。渡辺王将は20歳でタイトルを獲り、以降17年間ずっとタイトルを保持しています。藤井竜王は今回も最年少記録が懸かります。両対局者におかれましては健康に留意して、素晴らしい内容の将棋を見せていただければと思っています」

(書き起こし=牛蒡、撮影=紋蛇)