2021年1月24日 (日)

終局直後

終局直後
(終局直後の様子)

渡辺明王将

■勝った渡辺明王将のインタビュー

── 一局の通しての感想は?

渡辺 なんか、いろんな手が流行っていて、かなり読まされる将棋でした。

── 封じ手辺りの印象は?

渡辺 封じ手(57手目)は▲6一桂成と思っていましたが、そこで△6一同飛か△6一同玉かが難しく、玉で取る変化も際どいのですが、本譜は駒を入れて息長く指そうかなと思いました。

── 形勢に関しては?

渡辺 △7六桂(66手目)がよくなく、昼食休憩明けの▲8四角(67手目)を見ていなくて、そこは後悔していました。

── 最終盤で負けと思う場面はありましたか?

渡辺 (109手目▲7三成桂に代えて)▲7三歩成なら上がどうなっていたか……。代案がないので仕方がなく指していましたが、読みきれてはいなかったです。

── 勝ちを意識したのは?

渡辺 本譜の進行は最後、詰みだと思ったので、△6四玉と(110手目)立って勝ちになったと思いました。

── 第3局への意気込みをお願いします。

渡辺 そうですね。来週すぐに第3局があるので、疲れを取って臨みたいと思います。

永瀬拓矢王座
(永瀬拓矢王座はよい将棋を勝ちきれなかった)

■敗れた永瀬拓矢王座のインタビュー

── 一局を通しての感想は?

永瀬 ▲8一飛(71手目)のところは、▲7三歩成と迷っていて、そちらを選ぶべきだったかもしれないです。本譜▲6三と(75手目)の組み立てでは変な感じがしたので。

── 途中は永瀬王座が指しやすい指しやすい、との声もありましたが?

永瀬 難しいとは思ったのですが、よく分からないで指してはいました。

── 控室では「▲7三成桂に代えて▲7三歩成なら」との声がありました。

永瀬 最後の△5五銀(120手目)を少し勘違いしていて、組み合わせをうっかりして詰まされてしまったという感じです。

── 第3局への意気込みをお願いします。

永瀬 はい、頑張ります。