2020年2月 9日 (日)

ギリギリの変化

2002_119_2 1図から△3一歩▲3四飛△5五桂(2図)と進みました。△3一歩は銀をタダで取らせる驚きの手ですが、代えて△2三銀打も▲3四飛△同銀▲2一銀から寄せられそうでした。


2002_122_2

2図で「桂先の銀」と▲5六銀は、△3九銀▲3七玉△4五桂▲同金△2六金▲3八玉△2八と▲4九玉△4五歩(参考図)で「先手の手が見えません」と長谷部四段。この変化は後手が勝ちそうです。

実戦は2図から▲3八玉と逃げました。ここに至るまでもギリギリの変化がいくつもあり、勝負の行方は予断を許しません。


2002_122s