「毎年、ホテル花月では支配人にお会いするのが楽しみです。部屋に入って鼻をかもうとして、ティッシュはここだったなと分かってきまして、自分の中では、きたというよりも帰ってきたというイメージです。
昨年、ある方に向けてサインを書いたのですが、その方は学校にいけない感じだったので、サインを渡したら励みになるのではないかということでした。それでサインが渡ったあと、学校にくるようになったということでした。
棋士として将棋を指して、勝ったり負けたりだけでなく、少しでも社会貢献できたと感じた次第です。
いい棋譜を残すのは大事ですし、そういう勝負に負けて悔しいこともありますが、いただいた手紙に頑張ってください、いい棋譜を見せてくださいなどと書いてくれていて、負けたあとに見て励まされています。
七番勝負は連敗スタートで厳しい状況ですが、いい内容はもちろん、勝利に向けて頑張りたいと思います」
「私がホテル花月にきたのは4年ぶりですが、与一くんって眼鏡を掛けていたかなと思って、久しぶりにきたなと感じております。
大田原市は小中学生も熱心に将棋に取り組んでくださっています。お子さんが多く指されますので、さすがタイトル戦は違うと思ってもらえるような内容を目指して頑張りたいと思います。
ここは子どもだけでなく、大人の方もアツい印象があります。多くの方と写真や話をさせていただいたことが印象に残っています。
第1局、第2局は勝負どころが2日目午後に入ってからという濃い内容の将棋でした。明日からの第3局も濃い内容にできたらと思います」