花束を贈呈された両対局者は明日からの王将戦第2局の抱負を語った。
みなさま、こんばんは。普段だと人の歩くスペースもあるのですが、密集度といいますか、人の多さにびっくりしております。みなさまの熱意と将棋界の発展を、こういうところで感じられて本当に幸せに感じます。
佐賀県は今回が3回目で、1度目は若い頃に仕事で来さしてもらいました。先ほどから何回かお話もありましたが、5年前の王将戦(於:佐賀県古湯温泉)で、実は対局者ではなく副立会人という形で当時の対局を見にきていました。対局者として来るのと、立会人として来るのとはまた緊張感も違いますし、そこまでの余裕を持っては来られませんでした。私は田舎出身で、車に揺られて町並みを見ていますと落ち着くなと感じました。いま、多くの方がふるさと納税でこちらに納税されていると聞きました。(返礼品の)佐賀牛を食べたい人がいっぱいいらっしゃると思うのですが、自分ももちろん、食べたいので(一同笑)、考えてみようかなと思っています。対局として来ていますので、観光などなかなかゆっくりすることはできないのですが、こちらの町をしっかり堪能させていただいて、いい将棋を指していい棋譜をみなさんに提供できることを、肝に銘じてやっていきたいなと思っています。
最後になりましたが、毎日新聞社様、スポーツニッポン新聞社様、ならびに関係各位の皆様、さらにこういうイベントでは、私もイベントをやるときがあるので裏方がいちばん大変だと分かるのですが、そういう裏方のみなさまに感謝を申し上げまして、私のあいさつに代えさせていただきます。ありがとうございました。
みなさま、こんにちは。私は佐賀県自体が来るのが初めてだったのですが、このような盛大で熱気のあふれる前夜祭を開催していただきまして、本当に感激しています。対局場の大幸園さんも検分させていただきましたが、景色が非常に素晴らしく、明日から料理もいただけるので、非常に楽しみにしています(一同笑)。明日から、力を出しきって自分のよさを出せるように、積極的によい将棋が指せればと思っています。
関係者のみなさま、地元のみなさまには2日間、お世話になります。よろしくお願いいたします。
(書き起こし・飛龍、写真・吟)