(対局者が大盤解説会に入って、感想戦を行った)
(中盤の変化を検討した)
第1図は31手目▲6八玉の局面。封じ手は△1四歩でしたが、本命だった△4四歩は▲3四銀△2四歩▲3五角△4二角▲4四角(参考図)という具合に、△4四歩をとがめられる恐れがありました。
第2図は36手目△4五銀の局面。ここでは▲7九玉もあったとのこと。実戦の▲3八金は△3三桂▲3六銀△5四銀(参考2図)の変化に備えた意味がありました。▲3八金で▲5八金だと陣形に隙が多いのが気になります。参考2図からは▲1七桂から桂をさばく手段があります。
(感想戦を立会人として見守り、棋士として見つめる)