弘前市はかつて津軽氏が治める弘前藩の城下町として栄えました。弘前藩初代藩主の津軽為信が築城を計画し、2代藩主信枚の時代に完成したのが弘前城です。築城当初の天守は五重で、本丸の南西隅に位置していましたが焼失したと伝わっています。現在の天守は文化8年(1811年)、9代藩主寧親が再建したもの。重要文化財に指定されています。
弘前市のマスコットキャラクター「たか丸くん」は、弘前城が別名「鷹岡城」と呼ばれていることから、鷹をイメージしたものです。弘前は鷹岡、高岡と呼ばれていた時期があり、森では鷹狩が行われていたそうです。今でも弘前公園の近くには鷹匠町という地名が残っています。