2015年3月

2015年3月19日 (木)

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第1局、第2局、第5局に続き、今シリーズ4度目の角換わりとなった。第3局は渡辺王将が先手で矢倉。第4局は後手の渡辺王将が四間飛車を用いている。

Dsc_0216 (今シリーズ4度目の角換わり。本局の先手番は郷田九段)

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おはようございます。今朝の河津町はあいにくの雨。けっこうな強さで雨が地面をたたきつけています。本日もよろしくお願い致します。

Nakadaisao

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王将戦第6局1日目、ニコニコ生放送の解説は中田功七段、聞き手は山田久美女流四段が務めます。下記よりあわせてお楽しみ下さい。

ニコニコ生放送 王将戦第6局1日目
(事前にアカウント取得が必要となります)


2015年3月18日 (水)

現地大盤解説会
日時
3月19日(木)10時~18時
3月20日(金)10時~終局まで

場所
今井荘1階「大島」(電話:0558-34-1155)

入場料
各日2000円(コーヒー付き、税込)

スポニチプラザ大阪

日時 3月20日(金) 14時開始~終局まで

入場無料

解説・畠山鎮七段、聞き手・高浜愛子女流3級

場所 大阪市中央区「スポニチプラザ大阪」

東京・将棋会館道場
日時
3月20日(金) 16時30分開場 17時開始

入場料
一般 2000円

解説・森内俊之九段、聞き手・上田初美女流三段

解説会終了後には解説者のサイン会(サイン料は別料金)も予定されています。

関西将棋会館道場
日時
3月20日(金) 17時開始~終局まで

解説・長沼洋七段、聞き手・山口絵美菜女流3級

入場料
一般 1500円

Dsc_0071 (明日からの王将戦第6局をお楽しみに)



Dsc_0170 (前夜祭の最後には両対局者の直筆色紙や王将戦記念扇子が当る抽選会が行われた。渡辺王将はにこやかにクジを引く)

Dsc_0174 (郷田九段の色紙は「夢想」のほかに「涼風」や「清新」もあった。抽選会が行われたあとは両対局者が退室。なごやかな雰囲気で前夜祭は終了した)

Dsc_0114 (左から記録係の佐々木三段、立会人の木村八段、渡辺王将、挑戦者の郷田九段、副立会人の野月七段)

Dsc_0126 (伊豆の踊り子から花束を受け取る両対局者)

Dsc_0138 (渡辺王将)

「皆さまこんばんは。本日はお忙しい中ご出席をいただきましてありがとうございました。またこのように盛大に歓迎をしていただきましてありがとうございます。王将戦を主催していただいておりますスポーツニッポン新聞社さま、毎日新聞社さま、また地元の河津の皆さま方に厚く御礼を申し上げます。私は昨年の第7局に続いてこちらは2回目なんですけども、対局室は広くて海も見えますし、温泉もあるということで、食事もおいしい、本当に素晴らしい対局場だなということは昨年感じましたし、今年も対局できることを大変うれしく思っております。今井荘ではタイトル戦が数々行われてきたということで、将棋の対局がどのようなものか、知り尽くしていただいておりますので、安心して将棋に集中できる環境を整えていただいたというふうに思っております。
この王将戦も第6局ということで大詰めですけども、今日は非常に暖かくて、お正月の寒い時期に始まったこの王将戦も、春に差し掛かって終わりに差し掛かっているなと実感しました。明日から第6局ということですけども、ここまでの5局を上回るような内容の将棋を目指して、反響の多い対局にできればと思っております。皆さま方にはお世話になりますけども、よろしくお願いいたします」

Dsc_0145_2 (郷田九段)

「皆さまこんばんは。本日はこのように盛大に前夜祭を開いていただきまして、地元の河津の皆さま、主催のスポーツニッポン新聞社さま、毎日新聞社さま、関係各位に厚く御礼を申し上げる次第でございます。今井荘には、来るまでちょっと忘れていたんですけども、部屋から外を眺めている間に、ずいぶん前ですが、名人戦で来たことを思い出しました(注・2007年、第65期名人戦七番勝負第5局)。それで海を見ていましたら、サーフィンをやっている方がいらっしゃって、河津桜ももう葉桜ということですし、東京よりもいち早く春が訪れているんだなということを感じました。
今期の王将戦七番勝負は年が明けてから始まりまして、2か月強、あっという間にここまで来たなという感じがします。明日から第6局が始まりますけれども、自分なりにベストを尽くしてがんばりたいと思います。短い滞在になりますけれども、今井荘の皆さま、地元の皆さま、関係の皆さまにはお世話になります。どうぞよろしくお願いいたします」

(書き起こし・文、撮影・吟)



 

Dsc_0085_2 (18時、「今井荘」にて前夜祭が開会した)

Dsc_0094 (開会の挨拶は日本将棋連盟専務理事の青野照市九段。青野九段は静岡県の焼津市の出身)

「皆さまこんばんは。日本将棋連盟の青野でございます。王将戦もいよいよ第6局ということで、ここで決着がつくのか、挑戦者が勝ってもう一局、最終局に持ち込むのか、素晴らしい対局がこの河津にやってまいりました。私もこの地元の棋士で、あまり帰ってきませんが伊東市民でして、こちらの氏子でやっています鳥精進酒精進(注・12月18日から12月23日の間、鳥・卵・酒を口にしない風習)を手帳につけまして守ろうかと思っております。
王将戦は64期になりまして、スポーツニッポン新聞社さま、毎日新聞社さまが共催で開催していただいております。今回はどちらが勝つのか、全国のファンが固唾を呑んで見守っていると思います。河津は本当にいいところで、温泉もあります。お二人には全国に王将戦を発信していただくと同時に、この河津町も発信していただければと思います。明日から2日間、一人でも多くの方に来ていただくとともに、紙面はもちろん、ドワンゴさん、携帯中継、いろいろなメディアで中継をいたしますので、地元をアピールしていただく機会になると思います」

Dsc_0104 (河津町 相馬宏行 町長)

「河津町長の相馬でございます。この度は伝統ある王将戦の第64期七番勝負第6局を、当河津町で渡辺明王将、郷田真隆挑戦者をお招きしまして開催できますこと、そしてまた伝統ある今井荘で開催できますことを、河津町民を代表しまして、心から歓迎申し上げる次第でございます。
昨年の3月26・27日、王将戦の第7局が当今井荘で開催されまして、渡辺王将とは前夜祭で同伴させていただきました。私にとりましては雲上の方とお話をさせていただいたということで、生涯忘れることのできない思い出になっております。今年は第6局を迎えるということで、お二人には河津町の、伊豆の幸を味わっていただき、河津の名湯に浸かっていただき、英気を養って明日からの対局に臨んでいただければと思います。明日のお二人のご健闘を心からご祈念申し上げます」

Dsc_0110 (河津町商工会 飯田正臣 会長)

「本日来賓の挨拶ということで、不意打ちをくらったような感じで、何を喋ればよいのか。ただ、私は将棋が大好きです。今日は青野先生がいらっしゃいますけども、青野先生の師匠の廣津先生(故・廣津久雄九段)という方が私の父、教育長の父の将棋友達でありまして、いつも賀茂郡のほうへと来ると、家へ立ち寄ってくれました。その面影がすごく懐かしいなと。そして青野先生、もっとずっと若かったです。
将棋は見るのが大好きで、どういう勝負になるのか楽しみにしております。第7局までいくのか、第6局で終わるのか、いい勝負をこの今井浜でしていただいて、ぜひとも宣伝をしていただければと思います」

(書き起こし・文、撮影・吟)