2015年2月16日 (月)

浦和とうなぎ

現在の中浦和駅近くにある別所沼近辺は居住環境が良く、芸術家や文化人、官僚や医師などが多く居住する高級住宅地としても有名です。文学者が多かった鎌倉と並び称して「鎌倉文士に浦和画家」という言葉も残っています。

本日の昼食で渡辺王将が「うな重」を注文しましたが、江戸時代は別所沼近辺の湿地帯や川でうなぎ漁が盛んで、うなぎの蒲焼が浦和宿や隣の蕨宿の名物となっており、一説にはうなぎの蒲焼の発祥の地とも言われています。現在うなぎ漁は行われていませんが、江戸時代から続く老舗の鰻屋が複数存在あって、浦和の名物として親しまれています。

Img_3021浦和にある老舗鰻屋のひとつ「中村屋」。

Img_3027店内は古の趣のある雰囲気。

Img_3039中村屋のうな重「中」、2,900円。甘さ控えめの大人味で、醤油の香ばしさとパリパリとした食感を楽しめる逸品だ。