図は12時過ぎの局面。指し手のペースが急加速して、一気に終盤戦に突入する勢いをみせています。ここまでの消費時間は▲郷田5時間16分、△渡辺5時間13分。
「どちらが勝つにしろ大差になりそうです。局面がシンプル過ぎて、混戦になるイメージがありません。(形勢は別として)居飛車はミスが許されない感じです。先手が勝つとすれば、完全に受け切って、攻め駒を全部取るぐらいでないといけない。ただ、いい受けが出れば、はっきり居飛車良しとなってもおかしくない状況です」(阿久津八段)
候補手としては▲4八銀や▲4七角が挙げられている。
2日目午前に勝負どころを迎えた郷田九段。