2015年1月

2015年1月22日 (木)

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少しずつ形を変えながら待機が続いていましたが、▲4五歩でついに開戦しました。

渡辺王将はこのあと考え続けていて、このまま封じ手になるのではないかと言われています。

安来市の旧広瀬町の地域では「広瀬絣(かすり)」が特産として知られています。弓浜絣・倉吉絣と並ぶ山陰地方の代表的な絣で、大ぶりな絵が特徴です。

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(安来市歴史資料館の隣にある広瀬絣センター

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(地元のご婦人方が制作している)

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(1本の糸を織っていくだけで、藍色と白色の文様ができあがっていく)

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(足で縦糸を上下させ、間に横糸を通すことで絣が織られていく)

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1本の横糸を編むだけで文様ができあがっていく秘密はこちらの「緯(よこ)ヘムロ」にあります。緯ヘムロに横糸を張り、型紙を使って文様を描く「型付け」と呼ばれる作業を行います。
その後、白く残したい部分にだけ「あらそ」と呼ばれるヒモで横糸をきつく縛り(「絣結え」と呼ばれる作業)、藍色に染めてから「あらそ」を取り外し、織っていきます。
「あらそ」で縛られていた部分は藍色に染まることなく、絣が織り上がったときに文様が浮かび上がるようになるそうです。「緯ヘムロ」は広瀬絣独特の道具です。
上の写真は「絣結え」を行っている途中の状態です。

渡辺王将も郷田九段も、飛車の移動、金の移動で間合いを計っています。

52

62

52手目と62手目は同一局面。他にも48手目と58手目が同一局面です。控室では「いま何回目?」「千日手の規定は?」と慌ただしくなっています。

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(対局規定を確認する立会人の久保利明九段。このあと、「行ったほうがいいですかね」と対局室に入った)

なお、王将戦七番勝負の対局規定では1日目15時以降の千日手は同日中に指し直しを行わず、2日目9時から指し直し局が行われることになっています。

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(「翔さん撮ってくださいよ」と畠山七段から。大盤解説会場でファンの方からいただいた差し入れだそうだ。松江洋風モナカ「しじみ」)

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(さぎの湯荘からのケーキの差し入れを手に微笑む香川愛生女流王将)

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(ショートケーキ)

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(本丸跡に到着!)

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(月山山頂に建つ、山中鹿介幸盛記念碑)

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(月山山頂にある勝日高守神社。古事記にも記載されている神社で、歴代城主が信仰していた)

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(このあと下山した。雨の日の下り道は危険)

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(この上が三の丸)

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(三の丸)

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(二の丸。広さは縦横20メートルほど)

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(雪が残っていた)

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(二の丸から北側を望む。晴れている日は中海が見えるそうだ)

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(はるか向こうに鷺の湯温泉が見える。左の白い建物が足立美術館。右の建物が安来節演芸館)

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(堀尾河内守・掃部父子を供養する「親子観音」)

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(月山富田城本丸に向かうに当たっての最大の難所「七曲がり」。写真ではわかりづらいが、この急斜面をじぐざぐと登る)

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(山吹の井戸。「山の中から吹き出す井戸」からその名が着いた。年中枯れることがなかったと言われており、兵糧攻めを受けている際にも役立ったと思われる)

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(まもなく三の丸)