(渡辺明王将は先勝で2連覇に弾みをつけた)
(前例のある展開だったが)流行している形なので仕方ないかと思いました。▲6六桂(の長考)では他の手も考えたがダメそうです。
本譜は予想していました。変化が多い将棋ではないので。午後のはじめくらいまで考えていた。▲2三銀と打ったあたりはこちらは手段がなく、受け切られたらという将棋になった。途中は足りないと思いながら指していました。
最後は詰まされたら仕方がないと思っていました。かなり危ないので読み抜けがあっても仕方ないと。ただ、他は負けそうなので。(対局を振り返って)定跡形なので分かれがどうだったか。
(敗れた羽生善治三冠)
負けた将棋だが、もう一回持ってみたかった。
いろいろ考えてみると、危ない変化が多くそれほど成算があったわけではないです。変化はあったが、どう進むか予想できませんでした。
終盤の△8五桂でもう少しマシな手があったかもしれません。難しいと思いましたが、まとめ方が分からない将棋でした。