96手目△3二金まで進みました。
▲永瀬-△羽生戦の感想戦は(1)▲6九金△3三金▲6五銀打△2二玉(参考1図)ですが、この変化は「後手を持ちたい」と真田七段。
控室の検討手順は(2)▲3二同成桂△同玉▲6九金△6六飛(参考2図)。これも先手の指し手が難しいようです。△6六飛以下、候補手は▲7一角、▲7九金寄、▲6七銀。
(a)▲7一角は△6九飛成▲7九金打(▲6八金打は△6六角▲7七角成△同銀)△6二飛▲6八銀△7八竜▲同金△6六桂が△7八桂成以下の詰めろ。
(b)▲7九金寄は△4六角と置かれるくらいでも先手がいやな形になります。「先手は歩がないのがなあ」と田中寅九段。
(c)▲6七銀は△6一飛で▲7一角を消されるのが気になります。