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上田女王は第2局に続いて居飛車を採用。対する里見女流名人は角道を開けたまま四間飛車に構えた。角交換四間飛車のオープニングかと思われたが、里見女流名人は角を換えずに12手目△3二飛と振り直す。一連の手順について、吉田五段は「一手損で升田式石田流に組む狙い。実戦例が少なくて未知の部分が多い」と解説する。第2局の阪田流向かい飛車もそうだったが、里見女流名人が趣向を凝らした序盤戦を展開している。
(上田女王は対抗形が得意。居飛車と振り飛車のどちらを持っても指す)
(牛蒡)