36手目△4三銀に上田女王が▲6五歩(図)と仕掛けた。滝七段はすぐに△6五同歩▲同銀△4五歩▲同歩△3六歩▲同歩△4六歩▲4八金△3六飛▲4四歩△5四銀▲3七歩△3五飛▲5四銀△同歩▲2四歩(参考図)を継ぎ盤に示す。
参考図の▲2四歩が手筋の突き捨て。さらに進めるなら△6六歩▲同角△6五飛▲6七歩△2四角が一例だが、「2四角が質駒だからねえ」と滝七段。この変化は後手が思わしくないようだ。先手陣は金銀2枚とはいえ穴熊である。後手は丁寧な指しまわしが求められる。
(早い時間帯から仕掛けた上田女王)
(牛蒡)