はんざきセンター
湯原を下流に進んでいくと、「はんざきセンター」がある。「はんざき」とは特別天然記念物オオサンショウウオのこと。体が半分にさけても生きていると伝えられることから、この圏域ではそう呼ばれている。
湯原は自然が豊かで昔からオオサンショウウオが生息し、はんざきセンターはその保護を目的として1971年に設置された。施設内ではオオサンショウウオの生体(最大のもので全長約120cm)や旭川上流水系で見られる各種淡水魚が飼育されており、常時観察ができるようになっている。オオサンショウウオは夜行性のため昼間はほとんど動かないが、写真にある「ダイちゃん」はのそりのそりと動いていた。またオオサンショウウオの骨格標本や淡水魚も展示されている。湯原温泉で人気者だった「マーちゃん」(推定年齢150歳)も、標本となってここで眠っている。
施設の敷地には隣接するように「はんざき大明神」がまつられており、その巨大はんざきはお祭りの山車として、毎年8月8日に催される「はんざきまつり」にも登場する。
【はんざきセンター:岡山県・真庭観光連盟ホームページ】
http://cms.top-page.jp/p/maniwa/3/2/17/
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