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2013年1月

2013年1月14日 (月)

昼食休憩(3)

対局室の様子です。

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(再開10分前には両者とも盤の前に戻ってきていた)

(若葉)

昼食休憩(2)

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(本局で使用されている「一典」師の盛上駒)

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(柔らかな色味と駒のライン)

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(前夜祭にて、関西駒の会のみなさん。オリジナルの法被を持参して出雲まで駆けつけてこられた。法被の書は関西駒の会の師範でもある村田智穂女流二段。デザインは磯辺真季さん)

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(杉本七段とパシャリ。一番左が本局の駒の作者・松原一典さん)

(若葉)

昼食休憩(1)

お昼の注文は里見女流名人がヒレかつ定食(ミニ)、上田女王がレディース膳でした。
ともに市内にある「かつ楽」のメニューから選ばれたもの。

「かつ楽」は里見女流名人がよく連れていってもらったお店なのだそうで、主催紙のシリーズ前インタビューでも触れられています。
ただ、関係者の話によると、本局の昼食に選ばれたのは全くの偶然のようです。

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(ヒレかつ定食)

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(レディース膳)

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(デザートにケーキがつけられていた)

(若葉)

昼食休憩に

13_1_2▲6四歩の局面で昼食休憩となりました。
消費時間は▲里見47分、△上田1時間29分。

対局は13時に再開されます。

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(控室で検討中の田中寅九段、杉本七段)

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(香川女流初段)

(若葉)

対応力

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上田女王は48分じっくり考え、△4四銀(32手目)~△4二角としました。
先手に▲8五歩と突かせ、8八角を働きにくくして動きを難しくさせる狙いとみられています。

報道陣にコメントを求められた杉本七段は「センスのいい駒組みですね。最初に(▲8六歩で)一本取ったのは里見女流名人ですが、△4四銀以下はなかなかの修正手順だと思います」
(棋譜コメントより)

山崎七段も「後手番の利点を最大限に生かそうとしていますね。先手は▲6五歩~▲8五歩と突いたことで桂が使えなくなっています。△4四銀~△4二角は金無双ではみない形。うまい修正手順です」

最初に▲8六歩(31手目)で一本取ったのは里見女流名人でしたが、上田女王も見事な対応を見せています。
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(第1局限定の記念扇子。上田女王の揮毫は「夢」)

(若葉)

控室(3)

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(次は杉本七段)

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(こちらは香川女流初段の書。サイン色紙は大盤解説会で次の一手問題のプレゼントとして使われるそうだ)

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(山崎七段が何やら作業している)

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(「悪手が悪手を呼んでいるような……」と山崎七段。落款を忘れる→拇印を押す→手を加える、という手の流れです)

(若葉)

控室(2)

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(すずりに向かう山崎七段。横には色紙の束)

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(いざっ!)

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(杉本七段は順番待ち)

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(落款の代わりに拇印が押されている。「いやあ、借り物ばかりで……」と山崎七段。朱肉は杉本七段から借りているそうだ。拇印の真相は……お察しください))

(若葉)

上田女王、大長考。

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4手目△1四歩に▲1六歩と受け、戦型は相振り飛車となりました。

「相振り飛車も美濃囲いや穴熊に組むようになってわかりやすくなったんですが、力戦の将棋になりやすくて難しいんですよね。お互いに金無双に組んでいますが、金無双はそれほど堅くないので神経を使います。この形は相振り飛車の中でも一番難易度が高い将棋です」(杉本七段)

左図の▲8六歩に上田女王が長考に沈みました。手元の時計では40分を超えています。持ち時間各3時間の将棋では異例の大長考です。

「ここで考えているということは、上田さんは銀冠に組みたかったんじゃないでしょうか。でも▲8六歩と突かれて誤算があったのかもしれません」と山崎七段。△8四歩には▲8五歩があり、突きにくいようです。△5二金左に代えて△7二金と逆側の金を締まっておけば、構想通りの銀冠を目指しやすかったようです(参考図)。

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(杉本七段。著書に「相振り革命」シリーズがある)

(若葉)

控室(1)

控室は対局室から徒歩1~2分の離れに設置されています。
大盤解説がまだ始まっていないこともあり、関係者は控室で本局を見守っています。
局面はまだ序盤。本格的な戦いはまだ先ということもあり、控室はリラックスムードに包まれています。

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(継ぎ盤では関係者向けの序盤解説が行われている)

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(午後から大盤解説を担当する山崎七段と香川女流初段)

(若葉)

午前のおやつ

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10時になり、対局者におやつが出されました。
午前のおやつは菓子工房「みまつ」の生大福。
今回はいちご、珈琲、抹茶、栗の4種類が用意されています。
「おお、『みまつ』か。うまいんだよねー!」と地元の関係者。
おすすめのスイーツとのことです。

「ぜひ、お1つどうぞ!」ということでしたので、記者は珈琲味をいただきました。
甘すぎず薄すぎず、和洋折衷の絶品でした。
見た目は和菓子ですが、生クリームをふんだんに使った洋風のお菓子です。

(若葉)

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