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2012年2月

2012年2月 5日 (日)

前夜祭(6)

526
(村田智穂女流二段の夫である池田将之・指導棋士四段が壇上に呼ばれる。ふたりは昨年9月に入籍した。3月に挙式が予定されている)

535
(ふたりへの花束、プレゼント贈呈)

井上:実はね、智穂ちゃんは昨年結婚したんですよ。智穂ちゃんにはまだまだ独身でいて欲しかったんですが……。そのお相手が実は会場におるんです!
(関係のない男性が手をあげている)
井上:おっちゃん出てきて……(近づいてくると)ちゃう、ちゃう、帰れ!(会場の子供たちから「あー、びっくりした」の声)池田さん、壇上に上がってきてください、どうぞ。
(池田将之・指導棋士四段が壇上へ)
谷川:村田さんにはイベントの運営など色々とお願いすることが多くて、プライベートな時間が無いのではと気にかけていたんですが、そういうことで今回は……。
井上:やることはやってたと!
谷川:今回のことは嬉しかったです。さらに相手が(若松政和七段門下の弟弟子である)池田君ということで余計嬉しかったです。
井上:ではひとことずつ誓いの言葉を。
池田:最近の遅くまで飲むことが多くて怒られ気味なので、これからは家に早く帰ります。
村田:あまり怒らないように、和やかな家庭にしたいと思います。
客席「最初が肝心やで!」
村田・井上:それはどういうことですか?
客席「お父ちゃんがビシッと言わな」
井上:「怒るな」と言うんですね。池田さんどうですか?
池田:うーん、それは……。
井上:彼はタイプ的に無理ですわ(笑)。ほんと、お似合いの二人なので、末永くお幸せにしてください。

551
(池田四段、村田女流二段、おめでとうございます!)

(翔)

2012年2月 4日 (土)

前夜祭(5)

469
(池田博昭実行委員長より記念品が贈呈された。記念品は湯原温泉の入浴剤など。湯原温泉は1981年に作られた露天風呂番付で「西の横綱」にランクされている)

495
(お礼にふたりから池田実行委員長に色紙がプレゼントされる)

507
(井上九段、谷川九段、村田女流二段が明日の展望を語る)
谷川浩司九段
五番勝負では普段自分が指していない戦法を指すことで芸域を広げる効果もあると思います。ただ、改めて三番勝負になりまして重要な一番を迎えます。一番の得意戦法である中飛車になるのではないかと思います。

510
井上慶太九段
立会人としては決着局ではないので、おおらかな気持ちで行けると思います。両者は内容的には非常に接戦なのですが、清水さんはいつも終盤で時間が無いんですね。それで好局を逃しているところがあります。戦い方を変えた方が良いんじゃないかなと感じる所もありますが、清水さんには清水さんのペースがありますのでその辺は変えられないかなと思います。どちらにせよ、好局になるのは間違いないと思います。

521
村田智穂女流二段
昨年もこちらの場所に来させて頂き、これで4回目になります。いまでは真庭は大好きな場所になりました。明日は大盤解説会で井上九段の聞き手をさせて頂きます。皆様に楽しいと思って頂けるような大盤解説会になるように努めますので、皆様に足を運んで頂けましたら幸いです。

プログラムはこのあと、「中締め」「閉会」とだけ書かれていました。ところが……。

(翔)

前夜祭(4)

しばらくの歓談ののち、両対局者が紹介されました。

426
里見香奈女流名人
昨年に引き続いて対局を開催して下さいました皆様には本当に感謝しております。またここで将棋が指せることが嬉しく思い、ワクワクしながら会場に来ました。清水さんとの対局ですが1勝1敗で迎えた第3局ですので、気を引き締めて、また楽しみながら指せたらなと思います。明日は一手一手大切に、一生懸命頑張りたいと思います。

440
(「挑戦者の清水市代でございます」と一礼)

443
清水市代女流六段
今日はここまでの道中も検分でも、里見女流名人はいつも通り素直で屈託がなく、大変和やかな雰囲気で過ごさせて頂くことができました。でも、明日は怖くて厳しい里見女流名人に変わってしまうんだろうなと、いまから戦々恐々としております。昨年地元の皆様に熱い歓迎をして頂き、その楽しい気持ちだけが心の中に残っていました。東京では寒いよ寒いよと脅かされてきましたが、今年も本当に皆さんが優しくて心が熱くなりました。明日は自分らしい将棋が指せるようにしっかり努めてまいりたいと思います。

459
(花束贈呈は湯原温丸=あったまる=くん支部の池田雅子さん、西村優花さん)

465
(ふたりは昨年も花束贈呈をしている。昨年の写真と見比べると、ふたりの身長が伸びていて1年の時の経過を感じさせる)

(翔)

前夜祭(3)

390
(株)ユニバーサルエンターテイメント 広報・IR室 部長 堀内信之
我々は全ての方に楽しいと思って貰えるような事業をやってまいりました。昨今は世の中の変化に伴い、コミュニケーションの場がご家庭でも減ってきていると思います。その中でお子様方が家庭内や学校で将棋を指すということは教育の一環にもなりますし、日本の大切な伝統文化である将棋を育てていこうという趣旨で私たちは長く特別協賛をさせて頂いてきました。由緒ある湯原温泉での第3局を大変楽しみにしております。


393
実行委員を代表して 社団法人湯原観光協会会長 小河原靖弘
昨年の台風で名泉・砂湯・露天風呂がほぼ流失してしまいましたが、今回の女流名人位戦に合わせて回復することができ、皆様に楽しんで頂けるような準備が整いました。皆様には是非、湯原温泉の情緒を味わって頂きたいと持います。これほど素晴らしい大会が2年続けて湯原の地で開催されます。できましたら、来年も再来年もこの地で開催されますように宜しくお願い致しまして、歓迎とお礼の言葉とさせて頂きます。

408
女流名人位戦湯原対局実行委員会顧問である、柿本健治・真庭市議会議員(乾杯の発声)
里見女流名人の地元である出雲は、今年が古事記編纂1300年ということで非常に盛り上がっています。真庭は美作の国ということで来年が建国1300年になります。美作圏域の3市7町村で、建国1300年祭をやろうと実行委員会を立ち上げました。今年はその準備の年でもあります。皆様も来年以降、是非また湯原温泉に来て頂いて盛り上げてくれればと思います。

(翔)

前夜祭(2)

370
(棋士紹介)
左から
里見香奈女流名人
清水市代女流六段(挑戦者)
井上慶太九段(立会人)
村田智穂女流二段(大盤解説聞き手)
飯野愛研修会員(記録係)

372


378
(井出紘一郎・真庭市長ら、来賓の紹介)

382
真庭市長 井出紘一郎
昨年に続き今回も女流名人位戦が湯原温泉で開催されることは、地元の者にとって大変名誉なことであります。こういう大舞台が湯原温泉で行われることにより将棋ファンが増え、特に子供たちが将棋に大いに関心を持ってくれればと思っております。大勝負を前に両対局者はゆったりされているように見えますが、心の中では火花が散っているのかなと考えたりすると嬉しいような夢のような期待が膨らみます。

(翔)

前夜祭(1)

321
女流名人位戦湯原対局実行委員長 池田博昭
2月の足元が悪いなか、多くの方々にお集まり下さいまして、誠にありがとうございます。私どもは将棋を通して地元の地域活性化に役立てないかと思い、本対局を受け入れさせて頂きました。歴史と伝統のある女流名人位戦を開催することができ、大変誇らしく思っております。今大会の受け入れ実行委員会を開催するにあたって真庭市の皆様、そして非常にご尽力して頂きました湯原支部の山崎耕造様にはこの場を借りて深く御礼申し上げたいと思います。


336
(両対局者が入場)

350
報知新聞社 常務取締役大阪本社代表 室雄二
今日は大雪で、皆様がこちらに来られるのかなという心配もありましたが杞憂に終わりました。女流名人位戦は復位を目指す清水さんが先勝すると、里見さんが第2局に勝ってタイに持ち込むという非常に楽しみな展開となりました。私どもは女流棋戦としては最多となる38期を開催してきました。これも皆様のご協力と助けによるものです。報知新聞は今年140周年、大阪刊としても来年が50周年とメモリアルなことが多々あります。より一層力を入れ、女流将棋の発展を見守っていきたいと思います。

363
公益法人日本将棋連盟 専務理事 谷川浩司九段
第1局では清水さんが落ち着いた指し回し、第2局は里見さんが鋭い終盤の切れ味を見せました。いま活躍している里見さんをはじめとした10代の女流棋士達は清水さんを目標に精進を続けてきたと思います。清水さんも彼女たちを大変な相手だなと感じながらも頼もしく見つめられているのではないでしょうか。今日もお二人の様子を拝見していましたが、お互いに認め合っているという印象を受けました、その気持ちが明日の名局の誕生に繋がるのではないかと思います。

(翔)

前夜祭の料理

前夜祭ではディスプレイにキリンの置物や将棋の駒が使われるなど、見て楽しめるものになっていました。

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(翔)

検分(4)

289
(里見女流名人が揮毫)

295
(交代)

302
(清水女流六段)

(翔)

検分(3)

254
(里見女流名人が駒を片づけて検分終了)

262
(第2の検分、おやつ)

271


274
(里見女流名人は「これとこれでお願いします!」)

(翔)

検分(2)

243
(里見香奈女流名人)

231
(清水市代女流六段)

258
(立会人・井上慶太九段)

227
(記録係・飯野愛研修会員)

(翔)

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