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2011年1月22日 (土)

前夜祭(4)

【里見香奈女流名人の挨拶】

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「主催社の報知新聞社様、そして出雲市様、株式会社ユニバーサルエンターテインメント様、多大なご協力をいただきましてありがとうございます。そして本日はお忙しい中、このようにたくさんの方にお集まりいただきましてありがとうございます。地元で挨拶するのは慣れていなくて緊張していますが、女流名人位戦第1局が出雲市で開催されることは、非常に嬉しいことですし、清水市代さんと将棋が指せることが嬉しくて幸せだなと感じます。自分の力を精一杯ぶつけて、いい将棋を指すことが自分の目標です。プレッシャーがかかってしまうかもしれませんが、防衛する責任感を持ちながら、新鮮な気持ちで指せればと思っています」

【清水市代女流六段の挨拶】

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「今回は歴史と情緒あふれる出雲での対局で楽しみな反面、里見女流名人の地元ということで、実は恐る恐る来ました。長岡秀人市長は里見さんにメロメロだし、お師匠さんの森けい二九段まで参戦してますし、また報知新聞社の岸社長まで島根県出身といいますし、私の応援は…と思っていたのですが、先ほど後ろからそっと来て小さな声で『応援してます。頑張ってください』と言って下さった方がいましたので、『よしっ』と思っております。
 里見さんはすごい。1年前と現在ではまったく違います。まさに成長真っ盛りという感じで、実力はもちろんですけれど、タイトルホルダーとしての風格もあふれています。彼女の素晴らしいところは、1年経っても謙虚さ、素直さ、かわいらしさがまったく変わってないところなんですね。これは先輩の女流棋士としてすごくうれしく思いますし、頼もしくも思っております。
 今をときめくタイトルホルダーと五番勝負を指せるというのは私にとっても幸せなことです。どれほどたくさん良いことがあるかわかりません。新しい発見があるかもわかりません。私もいい将棋をご覧いただけるように務めたいと思います。まずは自分らしさ! それをテーマに戦っていきたいなと思います」

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