2023年2月 9日 (木)

A7300141(藤井王将が退室したあとの対局室)

A7300146(別室で封じ手を記入し、再び盤の前に戻る)

A7300150(封筒にサインする羽生九段)

A7300154(最後に藤井王将から森内九段に封筒を預ける)

A7300176(駒をしまい終えて、1日目が終了した)

Ousho20230209010165

18時、この局面で藤井王将が封じ手の意思表示をしました。今シリーズで藤井王将が封じるのは初です。消費時間は▲羽生2時間7分、△藤井5時間15分。2時間24分の大長考でした。再開は明日の9時です。

立会人の森内九段、副立会人の佐々木大七段、大盤解説の谷川十七世名人、記録係の齋藤光三段の封じ手予想は満場一致で△5二同銀です。以下▲6二歩成△同金▲同角成△7五歩の攻め合いが予想されています。

16時過ぎ、谷川浩司十七世名人が控室に顔を見せました。谷川十七世名人は明日11時から、現地大盤解説に出演します。

A7300135_2(谷川十七世名人)

A7300130(大盤解説を務める谷川十七世名人のほか、立会人の森内九段は十八世名人、挑戦者の羽生九段は十九世名人の有資格者と豪華な顔ぶれが現地に集った)

20230209_64_2図で▲5二桂成が軽妙な成り捨てでした。対して(1)△5二同玉は▲6四角成、(2)△5二同銀は▲6二歩成が継続手になります。森内九段と佐々木大七段の検討では(2)が本命で、▲6二歩成以下△同金▲同角成△7五歩と攻め合う順が示されました。

A7300088(羽生九段は鋭い手を織り交ぜて攻めの継続を図る)

15時になり、両対局者に午後のおやつが出されました。メニューは藤井王将が「立川産 金胡麻とおからを使用した紅玉のタルトタタン 伊藤養鶏場“たまごころ”のソース」、「アイスアールグレイ」。羽生九段が「自家製あんこと京都一保堂の抹茶を使ったバスクチーズケーキ 立川産軟白うどのチップを添えて」、「東京紅茶(温)」です。

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(藤井王将のメニュー)

A7300120_2(羽生九段のメニュー)