図は△5一銀打の局面。先手は桂馬を渡すと△6六桂▲同歩に△6七角の寄せがあるので、▲4二桂成△同銀▲5三銀とは指せません。
そこで藤井王将は▲4二角成と、桂馬を渡さずに角を使って攻めていきました。
△同銀に▲5三銀(上図)と、藤井王将は絡んでいきます。再び攻守が入れ替わった状況です。
図は△5一銀打の局面。先手は桂馬を渡すと△6六桂▲同歩に△6七角の寄せがあるので、▲4二桂成△同銀▲5三銀とは指せません。
そこで藤井王将は▲4二角成と、桂馬を渡さずに角を使って攻めていきました。
△同銀に▲5三銀(上図)と、藤井王将は絡んでいきます。再び攻守が入れ替わった状況です。
図の▲5四桂を見た羽生九段が考えています。残り時間は30分を切りました。藤井王将は残り39分です。先手は桂馬を渡すと△6六桂▲同歩に△6七角と打つ筋があるので、踏み込んだ攻めと言えます。
福崎九段は「本局で羽生九段が勝ったら、△3三桂が『羽生マジック』ということになると思います」と話しています。