第73期王将戦七番勝負第2局 Feed

2024年1月21日 (日)

時系列は前後しますが、対局再開直前の対局室です。

236

(昼食休憩の対局室)

233

(昼食休憩の盤面。盤駒は日本将棋連盟関西本部所蔵のもの)

238

(13時10分頃に対局室に戻った菅井竜也八段)

243

(菅井八段が見ていた風景)

253

(13時半に対局再開。再開直後から指し手がどんどん進み、一気に終局間近と言われている。菅井八段は15時のおやつを注文していない)

2024012079

(昼食休憩が75手目。79手目、藤井王将はズバッと角を切った)

224

(藤井王将の昼食は「金星豚のロースト」)
※金星豚のロースト、サラダ、小鉢三種、白ご飯、香の物、お味噌汁

228

(金星豚のロースト。藤井王将は昨年も昼食に注文している)

205_1

(菅井八段の昼食は「国産黒毛和牛入り焼きカレー」)
※焼きカレー、サラダ、小鉢三種、香の物、トッピング(とんかつ・唐揚げ・ハンバーグの3つから、とんかつを選択)

217

(焼きカレー。近隣の有田では有田焼の器に入れられた焼きカレー「有田焼カレー」が駅弁で有名)

211

(大幸園のスタッフが控室に昼食を運ぶ)

2024012068

桂馬を取った△2九馬の局面。後手の楽しみは桂取りの△7五桂です。

藤井王将は▲7五歩△同銀▲7六歩と、そのキズを消しました。

小林健九段は「そうか、▲4二歩で勝とうとしているのですね。と金を作ってぼちぼちと行こうとしています。もっとスパッと決める順もあったとは思いますが、確実に指しますね」と話しています。若干差が縮まったものの、先手優勢には変わりないとの見解です。

2024012073

本譜も▲4二歩が実現しています。

2024012062

図は3三にいた飛車を6三に回った局面。菅井八段は2筋を明け渡す代わりに歩を手持ちにして6五に打ち、戦力を6筋に集めました。反撃のきざしが見えてきました。

立会人の小林健二九段は「角銀を取れそうな形だったのが、そうはならなくなりましたね。菅井さんが盛り返しているのではないでしょうか。先手は▲2二飛成~▲1一竜~▲6四香と進めばいいですが、▲1一竜のときに△2三飛と回る筋があります。藤井さんも香車は取らないかもしれませんね」と話しています。

180

(「これなら大盤解説会に行けましたねえ」と言いながらモニターを見る小林健二九段)

10時半、対局者におやつが出されました。

173

(藤井聡太王将のおやつはクリームブリュレとアイスレモンティー。顔を模した「いちごさん」が飾られている)

164

(菅井竜也八段の注文は佐賀みかんジュース。王将クッキーとチョコが添えられている)

2024012055

封じ手で角を逃がして5七に利かせた藤井聡太王将はその後、▲8六歩から▲8七銀とじわじわと圧力をかけていきました。

控室では副立会人の糸谷哲郎八段が「後手は指す手がなくなってきました」と先手優勢の見解を示しました。「後手からアクションが起こせないですね。8四角の逃げ道がなくて、7四銀を動かすと▲8五歩と突かれてしまうので(△9三角は▲9五歩から角を攻められる)角銀が使えていない状況です。そして歩損もあります。終局が早いかもしれません」と話します。

132

(打ち合わせをする立会人の小林健二九段と副立会人の糸谷哲郎八段。11時頃から小林健九段が大盤解説会に登壇する予定だったが、午前中の終局もありえると控室に待機することになった。大盤解説会には代わって糸谷八段が出演する)