落ち着いた指し回しから一転 第10図から△5五同銀▲9三角成△6四金▲5七馬△2二玉(第11図)と、苦しいと見られている藤井王将が何とか手段を探し、永瀬九段が丁寧に応接する展開に進みました。手順中の△6四金は▲7二角の飛車金両取りを避け、△2二玉は玉を安定させています。 さらに▲3五歩に△7一飛(第12図)。永瀬九段はいよいよ先手玉攻略に乗り出しました。2二玉型にしたことで飛車を渡しやすくなり、7六の銀と刺し違える形になれば△4七銀▲同銀△同歩成▲同金△4六歩のような攻め筋が生じます。 (永瀬九段が快調にリードを広げる)