揺るがない王将 図は17時50分の局面。図の△6四角を見て、猛攻を続けていた菅井八段の手が止まりました。攻防の要所に打たれた角を前に、攻めの継続が難しくなっています。藤井王将の残り時間は5分となっていますが、残り10分を切ってからも慌てた様子はなく、要所で小刻みに時間を使いながら落ち着いて指し回しています。残り時間が少なくなっても藤井王将に揺るぎは見えません。控室では「後手優勢か」の声も出始めています。 藤井王将は、残り時間が少なくなってからも揺るぎのない指し回しを続けている。