引き続き、関係者のあいさつです。
(西尾明・日本将棋連盟常務理事)
「藤井王将と羽生九段は過密日程の中でも最高のパフォーマンスを出し、本局を迎えているという状況です。コロナ禍の影響でこういった盛大な前夜祭が行えずに約3年、政府から緩和の方針が示されつつあります。ファンの皆さまとの交流を持つことは、対局者並びに運営陣の励みになります。明日からの対局は緊張感が高まってくるところではありますけれども、ぜひファンの皆さまには楽しんでいただければと思います」
(武廣勇平・上峰町長)
「上峰町では2年ぶりに王将戦を開催します。源為朝の城があったとされるこの屋形原は、尚武の地といわれています。尚武とは、武勇に優れ、物事に積極的に対処していくさまのことです。その屋形原、大幸園で6年前に王将戦を誘致しようじゃないかという話になり、開催する運びとなりました。戦前から全国的に注目を浴びているこの一戦を上峰町で迎えられることを、本当に私も興奮しています。楽しみにしています」
(関係者が登壇。左から田村康介副立会人、藤井王将、深浦康市立会人、羽生九段、記録係の鈴木廉三段)
(撮影=武蔵、書き起こし=虹)