記念撮影のあと、両対局者による決意表明が行われました。
(渡辺明王将)
私自身、高槻市での対局は4度目になります。高槻市の皆様方には関西将棋会館を含め、大変お世話になっております。ありがとうございます。
対局場の山水館様は、非常に静かな環境でして、自然の音しか聞こえないような場所で、集中して将棋を指せる環境を用意していただきました。第1局は非常に反響が大きい戦いにすることができましたので、2局目以降もそういった戦いを目指したいと思っております。
この10日間ほどで感染症も急拡大しておりまして、スポーツニッポン新聞社様の紙面でも野球選手などの感染も取り上げられていますが、幸いなことにいっていいのかはわかりませんが、将棋界では大きな困難もなく対局をさせていただいておりますので、そういったことに感謝しながら、明日の第2局を戦いたいと思います。
(藤井聡太竜王)
私自身が高槻市に来るのは初めてです。2023年度の関西将棋会館移転も決定しており、対局で先駆けて訪れることができて、とてもうれしく思っています。明日からの対局は、高槻市を「将棋のまち」としてより一層盛り上げていけるような熱戦にできればと思っています。
(記念撮影の模様)
(乾杯の発声は、樽井弘三・高槻市教育委員会教育長が行った)
高槻市では4年連続の王将戦開催となりました。将棋は「お願いします」から始まり、「参りました」で自ら負けを認め、「ありがとうございました」で終わります。相手に対する敬意や礼節を大事にする競技だと思っています。第71期ALSOK杯王将戦七番勝負第2局の成功を祈念します。
(乾杯!)
このあと、両対局者は退場。会場では黙食での会食や、記念品が当たる抽選会などが行われて終了となりました。
以上で本日のブログ更新を終了します。
対局は明朝9時からです。どのような戦いになるでしょうか。
ご期待ください。